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A代表候補は松木玖生のみか、U-20W杯GL敗退で久保建英よりも下の世代への不安増す

写真: 松木玖生(森田直樹/アフロスポーツ)
5月29日、アルゼンチンで行われているU-20W杯のグループリーグ全日程が終了した。

U-20日本代表は、1勝2敗でグループCの3位となり、決勝トーナメント進出はならなかった。

チームとして結果が出なかっただけでなく各選手の個人としての力不足が露呈したため、日本代表の未来に暗雲が立ち込めたと言えるだろう。

長らく久保建英がA代表の「最年少」である現実

日本には、21歳でラ・リーガ4位のクラブでエース級の働き見せる久保建英がいる。

世界的に見ても素晴らしい若手選手であり、今後10年間は日本代表のアイコンとして活躍してくれるはずだ。

しかし、ここ数年、その久保の下の世代でA代表に選ばれる選手が出てきていない。

長らく「久保建英が代表最年少」となっていることは、日本サッカー界にとってはかなりまずい状況だ。

そんな久保も、6月4日に22歳の誕生日を迎える。

世界を見渡せば、ドイツのムシアラやムココ、イングランドのベリンガム、スペインのガビやペドリ、オランダのシャビ・シモンズなど、すでに欧州リーグで確かな存在感を発揮し、代表でもスタメンを獲得している若手選手が大勢いる。

日本代表が本気で2026年北中米W杯でベスト8を目指すならば、この1年以内に久保より下の世代から最低でも2~3人はA代表に入ってこなければならないと言えるだろう。

今後日本代表に選出される可能性があるのは松木玖生のみか

U-20日本代表には、キャプテンの松木玖生や熊田直紀、福田師王、福井太智、高橋仁胡、チェイス・アンリなど、期待の若手は何人もいる。

しかし、1年以内に日本代表に食い込んでくる可能性がある選手としては、松木玖生くらいだろう。

三笘薫や板倉滉、堂安律、冨安健洋、鎌田大地、上田綺世、旗手怜央ら現在の24~27歳の世代の層が厚いため、一定以上の戦力は維持できるが、さらに強い日本代表となっていくためには、松木ら若い世代の選手の突き上げが必要不可欠となる。

6月の国際親善試合には誰も選出されていないが、10月の国際親善試合には少なくとも松木ともう1人くらいはA代表に選出されなければならないだろう。

果たして今後若い世代がどれほど伸びていくのか、注目していこう。

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