
CL準々決勝、事実上の決勝戦はマンチェスター・シティに軍配、ハーランドの一発で勝負が決する
写真:ハーランド(提供:ロイター/アフロ)
4月20日、CL(チャンピオンズリーグ)準々決勝セカンドレグ「バイエルン・ミュンヘン対マンチェスター・シティ」の一戦が行われ、1-1の引き分けに終わった。
ファーストレグを含めたトータルスコアは4-1となり、マンチェスター・シティが準決勝進出となった。
バイエルンも果敢に攻めたが、デ・ブライネとハーランドのホットラインの一発で勝負が決した。
ファーストレグの得点差を活かし冷静に試合を進めたマンチェスター・シティ
悲願のCL初制覇を狙うマンチェスター・シティは、ドイツの絶対的王者バイエルンとのセカンドレグに挑んだ。
事実上の決勝戦とも称されたこの対決は、ファーストレグの3-0の影響が大きく出た試合となった。
シティは余裕をもってバイエルンの良さを消しながら試合を進める。
前半16分、バイエルンはカウンターからレロイ・サネがシュートを放つが、ボールはわずかにゴール右に逸れた。
決まっていればトータルスコアが3-1となり逆転の可能性が出ただけに、勝負を分けたシーンと言えるかもしれない。
34分にはギュンドアンのシュートがバイエルンのウパメカノの手に当たったとの判定でPKとなったが、ハーランドがこれを外してしまう。
後半に入り54分、カウンターからハーランドがシュートを放つもこれはGK正面。
57分、準決勝進出が決まったとも言えるゴールが生まれる。
バイエルンのコマンがドリブルでエリア内に進入し強烈なシュートを放つも、GKのエデルソンがセーブする。
次の瞬間、シティのカウンターが発動する。
ストーンズがハーランドにロングボールを送ると、これをしっかりとポストプレイでデ・ブライネに落とす。
デブライネはドリブルで推進していきながらもハーランドの動き出しに合わせてパスを送る。
ハーランドはマークについたウパメカノが足を滑らせた瞬間を見逃さずエリア内に侵入すると、左足を一閃。
ボールはゴールネットに突き刺さった。
この時点でトータルスコア4-0となり、シティの準決勝進出がほぼ決まった。
バイエルンもPKで83分に1点を返すが、追撃もここまで。
マンチェスター・シティが3年連続となる準決勝進出を果たした。
止まらないハーランド、CL得点王をほぼ手中にく
世界最高のFWとも称されるハーランドが、またも結果を出した。
バイエルン戦でのゴールで今季のCLでの得点を12に伸ばした。
ベスト4まで残っているクラブでは、ヴィニシウスの6得点が最多となるため、ほぼ得点王を手中にしたと言っても良いだろう。
全盛期のメッシやクリスティアーノ・ロナウドに近い数字を残しており、準決勝、決勝で大爆発すれば2013-2014シーズンにクリスティアーノ・ロナウドが記録した17得点を超える可能性もある。
ハーランドは圧倒的な身体能力を活かしたゴールはもちろん、一瞬の動き出しからのワンタッチゴールの才能もあるため、今後も安定してゴールを取り続けることだろう。
はたしてハーランドはシティを悲願のCL初制覇に導くことができるのか、今後の活躍に注目だ。
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