高井幸大、板倉滉に続き町田浩樹がブンデスリーガ開幕節で膝負傷!日本代表CB陣が不安定な状態に

町田浩樹(写真:VCG/アフロ)

町田浩樹(写真:VCG/アフロ)
8月23日、ブンデスリーガ第1節「レヴァークーゼン対ホッフェンハイム」の一戦が行われ、1-2でホッフェンハイムが勝利した。

この試合にCBとしてスタメン出場した町田浩樹だったが、前半終了間際に相手選手と接触し膝を痛め交代となった。

トッテナムの高井幸大やアヤックスの板倉滉も負傷しており、伊藤洋輝も負傷がちとなっているため日本代表のDF陣が不安定な状態となっている。

日本代表のCBレギュラークラスが負傷連鎖

日本サッカー史上最高のDFといわれる冨安健洋が長らく膝の負傷により代表に合流できていないが、これまでは板倉滉や町田浩樹、若手選手として台頭してきた高井幸大を中心に安定的な試合を続けてきた。

しかし、この1ヶ月間でその3人全員が負傷し、9月7日のメキシコ戦、9月10日のアメリカ戦の参加が難しくなった。

板倉に関しては足をつっていたとハイティンガ監督が説明しており、早期に復帰できる見込みだが、町田に関しては長期離脱となる可能性もある。

10月、11月と国際親善試合2連戦が控えており、2026年に入れば本格的に北中米W杯に向けたチーム作りが行われることになる。

もしもDF陣の駒不足が続くようならば、代わりとなる選手の起用も考えなければならないだろう。

遠藤航のCB起用という選択肢も

キャプテンの遠藤といえば日本代表においてボランチのレギュラーであるが、浦和時代にはCBとしてプレーしており、昨季リバプールでもCBで数試合出場経験がある。

そんなユーティリティな能力があるがゆえに、「日本代表でも遠藤をCB起用してみては?」といった声が増えてきている。

確かに、佐野海舟という遠藤の後継者となりえる選手が台頭してきたことにより、遠藤のCB起用も現実的な選択肢として考えるべきなのかもしれない。

遠藤をCB起用すれば、試合中に遠藤をボランチに上げるといった可変がしやすくなるメリットもある。

鎌田大地や旗手玲央もボランチでプレーできるため、佐野海舟、守田英正、田中碧を含め遠藤がCBで出場してもボランチの層は薄くならないだろう。

理想としては板倉や町田、高井、伊藤らがしっかりと復帰しベストコンディションを維持し、冨安が年明けから日本代表の活動に参加していく流れだが、もしも負傷の連鎖が続くようならば遠藤のCB起用も「あり」だといえるだろう。