
フロリアン・ヴィルツ(写真:AP/アフロ)
11月22日、プレミアリーグ第12節、「リバプール対フォレスト」の一戦が行われ、0-3でフォレストが勝利した。
この結果、リバプールは暫定11位となり、首位戦線から大きく引き離された。
直近10試合で3勝7敗と大きく負け越しているリバプール
プレミアリーグを制した昨季は、25勝9分け4敗の勝ち点84と2位のアーセナルに勝ち点差10を付けた。
しかし、今季はヴィルツやエキティケ、イサクなど大型補強に成功したもののここまでは散々な結果となっている。
「スロット監督を解任しろ」といった声も日増しに大きくなっている。
昨季はクロップ監督が指揮していたころの戦術をある程度残しながら戦っていたが、今季はスロット監督が掲げるポゼッションサッカーに移行した。
ヴィルツという類まれなる中盤の選手が加入したことによりスロット監督は自身が得意とする戦術に手を付けたのだろうが、この選択がリバプールの歯車を大きく狂わすことになってしまった。
さらに追い打ちとなったのが、イサクの不調だ。
1億2500万ポンド(約248億円)という異次元の金額で加入したにもかかわらず、ここまで公式戦9試合出場で1得点1アシストのみとなっている。
能力の高さは昨季のプレミア23得点で証明済みだが、コンディションは上がらずチーム戦術にも順応していない。
昨季29得点挙げた頼みのサラーも、公式戦17試合で5得点3アシストと低調だ。
このままではプレミアリーグ連覇どころか来季のCL出場権獲得すら怪しいといえる。
リバプールとしてはスロットを解任し早めに優秀な監督に託す選択肢もあるが、後任の選択に失敗してしまうとマンチェスター・ユナイテッドの二の舞になるリスクもある。
果たしてスロット監督はリバプールを立て直し上昇気流を生み出すことができるのか。
次戦は11月26日のCLリーグフェーズ(第5節PSV戦)だが、第4節終了時点で3勝1敗の8位につけているだけに、リバプールにとっては11月30日に行われる第13節のウェストハム戦が非常に重要となるだろう。
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