公式戦3連敗中の昨季王者リバプール、ホームでのマンU戦勝利のために必要な「新戦力の適応」

フロリアン・ヴィルツ(写真:AP/アフロ)

フロリアン・ヴィルツ(写真:AP/アフロ)
10月19日、プレミアリーグ第8節「リバプール対マンチェスター・ユナイテッド」の一戦が行われる。

CLリーグフェイズと併せシーズンスタートから7連勝とスタートダッシュに成功していたリバプールだが、直近の試合では3連敗となっており苦しい状況に陥っている。

プレミアリーグのライバルとなるアーセナルに首位を明け渡しているゆえに、なんとしてでも今節は勝利しておきたいところだ。

ヴィルツ&イサクがチーム戦術に適応できれば復調は十分に可能か

昨季プレミアリーグを制したリバプールは、アレクサンデル・イサクやフロリアン・ヴィルツ、ウーゴ・エキティケといった大物選手を補強し連覇に向け発進した。

しかし、第7節を終えての順位は暫定3位となっている。(今節の試合に勝利すればシティを抜き2位浮上)

スロット監督は昨季1年間かけて作り上げたチームに新戦力を加え、積極的にローテーションを行いシーズン通して安定した戦いをしようとしている。

序盤は1点差ゲームをものにする勝負強さを披露しており、新戦力がフィットすれば早い段階での首位独走もありえるという見方も多かった。

しかし、主力選手のコンディションがなかなか上がらないことに加え、スロットが理想とするポゼッションスタイルを強めたことにより歯車が狂い始めてしまった。

支配力は上がったものの、連動したプレスも弱まりカウンターへの対応力は逆に低くなってしまい、それが3連敗の要因となっている。

このままだとアーセナルやシティとの差が広がってしまう可能性もあるわけだが、ヴィルツとイサクがチームに適応できれば優勝争いに加わっていけるはずだ。

ヴィルツはプレミアとCL共に無得点ゼロアシストとなっており、イサクも未だ無得点(プレミアで1アシストは記録)となっている。

選手としての実力は2人とも世界でもトップクラスであるだけに、チーム戦術に適応できれば必然的に勝率は上がっていくことだろう。

特にヴィルツはスロット監督が理想とするポゼッションサッカーの中心となる選手であり、期待度はかなり高いといえる。

果たしてリバプールは連敗を「3」で止め再び連勝街道を突き進めるのか、注目だ。