
フロリアン・ヴィルツ(写真:AP/アフロ)
7月30日、日産スタジアムでワールドチャレンジ「横浜・F・マリノス対リバプール」の一戦が行われる。
いよいよシーズン開幕に向け本格的な調整に入ったリバプールだが、プレミアリーグ2連覇に向けチーム編成も順調だ。
天才ヴィルツ加入で戦力は大幅UP
2023-2024シーズンにブンデス・リーガでバイエルンの12連覇を止めたのは、シャビ・アロンソ監督(現在はレアル・マドリード監督)率いるレバークーゼンだった。
その年のレバークーゼンで公式戦50試合18得点19アシストを記録したのが、フロリアン・ヴィルツだ。(2024-2025シーズンも16得点14アシストを記録している)
ブンデスリーガを代表するMFへと成長したヴィルツは、今夏鳴り物入りでプレミア王者リバプールに加入した。
22歳と若く、今後サッカー界における大スターになる可能性を秘めているこのMFは、リバプールにどのような影響を与えるのだろうか。
選手としての特徴は、ライン間でのボールの受け方が上手く、パスやドリブル、シュートなどすべてのスキルがハイレベルとなっている。
しっかりとファーストディフェンダーとして機能しながらも得点とアシストのどちらでもチームに貢献できるため、監督とすると非常に頼りになる存在だといえる。
リバプールには同じく得点力とアシスト力の両方を兼ね備えているモハメド・サラーが在籍しているが、左(もしくは中央)のヴィルツと右のサラーという驚異のスカッドが誕生することになる。
リバプールのプレミア2連覇はCFのクオリティ次第か
ヴィルツの加入により間違いなく攻撃力がUPしたリバプールだが、それでも「盤石」とはいえない。
なぜならば、「CF」に問題を抱えているからだ。
昨季チームの得点王となったのは、右WGを務めるサラー(29得点)であり、2位のルイス・ディアス(13得点)、3位のコーディ・ガクポ(10得点)と得点はサラーに依存している。
今夏ウーゴ・エキティケを獲得したが、ワールドクラスのCFとは言い切れないため、不安感は残る。
噂されるニューカッスルのアレクサンデル・イサクが獲得できれば一気にCF問題は解決となるが、現状の戦力でシーズンに臨むならばエキティケの出来次第となるだろう。
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