再開のラ・リーガに向けて準備万端な久保建英、オサスナ戦での存在感に期待
写真:久保建英(Jose Breton/Pics Action/NurPhoto via Getty Images)
W杯の長きにわたる中断を経て、ついにラ・リーガが再開される。
注目は何と言っても日本人で唯一ラ・リーガに挑戦中の日本代表MF久保建英だろう。
上位を争うオサスナ相手に、ゴールやアシストといった目に見える結果を出してチームを勝利に導きたいところだ。
不完全燃焼も確かな経験値を手にした久保
久保建英にとってのカタールW杯は、不完全燃焼に終わってしまったが、それでも本気のドイツとスペインと短い時間でも対峙できた経験は大きいはずだ。
特にスペイン戦ではW杯の雰囲気にも慣れたのか久保らしいプレーも何度か見ることができた。
戦術の犠牲になるような形で前半のみの出場だったが、本人としては「このレベルでも活躍できる」といった自信を得たはずだ。
三笘薫や鎌田大地、堂安律といったように2列目のライバルは非常に強力だが、負けるつもりはさらさらないだろう。
選手としてワンランク上に行くためにも、再開されるラ・リーガでインパクトある活躍を続けたいものだ。
オヤルサバルの復帰がずれ込むことで久保のスタメンの可能性は高い
オサスナ戦は、久しぶりのリーグ再開となる試合であることはもちろん、上位を争う2チームにとっても非常に重要な試合となる。
すでにアトレティコ・マドリードはエルチェを2-0で下し暫定3位に順位を上げているが、ベティスやビルバオ、R・バリェカノといった上位を争うチームは引き分けによる勝ち点1しか上積みできていない。
3位~8位は大混戦のままシーズン後半に突入していきそうなことからも、再開となるこの試合に勝利することはとても大きな勝ち点3となるだろう。
当初、「W杯明けには復帰するのでは」と言われていたオヤルサバルだったが、実戦復帰までにはもうしばらく時間がかかりそうだ。
つまり、久保にとってはスタメン出場しインパクトを残すチャンスがあるということ。
セルロートとの2トップが予想されるが、果たしてこの試合で得点やアシストなどの数字を残し、チームを勝利に導くことができるのだろうか。
負けられない戦いが続くリーグ戦や国王杯、ELなど、重要な試合が続く。
まずはオサスナ戦の日本の至宝の一皮むけたプレーを目に焼き付けよう。
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