冬の移籍期間において久保建英のリバプール移籍が「あり」な理由

写真:ムツ・カワモリ/アフロ

久保建英(写真:ムツ・カワモリ/アフロ)
2026年1月1日に開くプレミアリーグの移籍市場が例年以上に活発になりそうな気配だ。

その中心となるのは、昨季王者ながら今季10位に沈んでいるリバプールだ。

フロリアン・ヴィルツやアレクサンデル・イサク、ウーゴ・エキティケといった大物選手を続々獲得したリバプールだったが、プレミアリーグとCLのどちらも波に乗れずにいる。

そしてエースのモハメド・サラーが直近3試合連続でベンチスタートとなり不満を爆発させスロット監督との関係が悪化していることで、冬の移籍市場で何かしらの動きが予想される。

久保建英は冬の移籍を否定したが、リバプールへの移籍は「あり」か

「冬の移籍はないですね」と公言したレアル・ソシエダの久保建英だが、ラ・リーガで14位に沈み自身も1得点1アシストと結果が出せていない状況を踏まえれば、クラブを変える選択肢も「あり」だといえるだろう。

当然ながら北中米W杯を半年後に控えたタイミングで所属クラブを変えるのはリスクが高い。

しかし、プレミアリーグの強豪クラブにおいて右WGの戦力が薄くなることは非常に稀だ。

アーセナルにはサカやヌワネリがおり、マンチェスター・シティにはフォーデンやベルナルド・シウバ、チェルシーにはネトやエステバン、マンチェスター・ユナイテッドにはムベウモがいる。

しかし、昨季王者のリバプールは前述した通りエースのサラーがスロット監督との関係悪化により冬に移籍する可能性が出てきている。

代わりとなる右WGはソボスライやガクポとなるが、どちらも良い選手ではあるもののサラーのように絶対的な存在ではない。

テクニック抜群の久保建英であれば右WGのポジションを確保できる可能性もあり、絶対的レギュラーになれなかったとしても、ローテーションの一角として一定以上のプレー時間は得られるだろう。

なによりヴィルツという久保と共鳴できるであろう天才がいることは大きなポイントだといえるだろう。

もしもスロット監督が解任となったとしても、ヴィルツとのコンビはどんな監督でも使いたくなるユニットだといえる。

共にトップ下やWGができるため、ポジションチェンジを繰り返しながら自在に攻撃を仕掛けられるはずだ。

選手の質や層を踏まえれば、今季CLの出場権を逃したとしても来季以降高確率で4位以内に入れるだろう。

果たして冬の移籍市場でサラーはリバプールから移籍することになるのか。

そしてもしそのような流れとなった場合、久保建英に正式オファーが来るのか。

今後のリバプールの動向に注目だ。