久保建英は1月ではなく来夏移籍か メガクラブでレギュラーを獲得するために残すべき実績
久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英の移籍は来夏となりそうだ。
いくつかのメガクラブが強い関心を示しているとされる久保だが、ソシエダのアルグアシル監督の説得により今冬は移籍せず、来夏チームを去る流れとなるとスペインメディア『ELNACIONAL.CAT』が報じた。
ソシエダは久保だけでなくスビメンディの移籍も避けられない可能性大
今季9位と未だ波に乗り切れていないレアル・ソシエダは、チームの主力である久保だけでなく象徴的存在であるスビメンディも手放す可能性がある。
今季ラ・リーガで5位以内に入り欧州コンペティションの出場権を獲得できれば2人の残留もありえるが、現在のチーム状況からするとここから勝率を高めていくのはなかなか難しいといえるだろう。
チームの柱である2人が来夏移籍することとなれば、下位低迷に陥る危険性もある
久保がメガクラブのレギュラーになるために残すべき実績
現時点で久保の実力はメガクラブに所属するに値するものだろう。
マークが1人であればいとも容易くドリブルで剥がすことができ、縦への突破からの右足クロスやカットインからの左足でのシュート、それらを囮にした左足での高精度なクロスなど、すでに世界でも10本の指に入る右WGと言っても過言ではない。
しかし、「メガクラブのレギュラー」となるとまた別の話となる。
レアルマドリードやリバプール、アーセナル、バルセロナなどのメガクラブでレギュラーとしてプレーするためには、「10位以内」ではなく「5本の指に入る右WG」になる必要がある。
サラーやサカ、ロドリゴといった選手たちと同レベルのプレーの質とある程度の数字という「実績」を残さなければならない。
そういった意味では、今季少なくとも「15得点関与(得点とアシストの合算)」は必要であるといえるだろう。
これはあくまでも「最低ライン」であり、本来ならば「20得点関与」はしておきたいところだ。
柱となるCFが不在であるソシエダの攻撃力を考えれば、15得点関与が現実的な目標となるだろう。
シーズンの半ばに差し掛かった現時点で4得点1アシストであるため、久保がメガクラブへ移籍し不動のレギュラーとしてプレーするためには、ここから2~3試合に1得点関与ペースで実績を残していかなければならないわけだ。
チーム状況は厳しいが、久保の実力があれば十分可能だといえるだろう。
果たして今後世界的名手としてメガクラブでプレーする時が来るのか、今後の動向に注目だ。
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