久保が元バルサ下部組織同僚へのアシストでダメ押し!レアルソシエダ圧勝で公式戦6連勝!
写真:久保建英(Jose Breton/Pics Action/NurPhoto via Getty Images)
10月13日、EL(ヨーロッパリーグ)第4節「レアル・ソシエダ対シェリフ」の一戦が行われ、3-0でレアル・ソシエダが勝利した。
この勝利でレアル・ソシエダはグループリーグ2位以上が確定した。
リーグ戦を含め6連勝、久保建英も途中出場ながらバルセロナのカンテラで同僚だったロベルト・ナバーロへのアシストを決め、勝利に貢献している。
レアル・ソシエダはターンオーバー成功でさらなる飛躍が期待できる
W杯まで1週間に2試合ペースの12連戦と超過密日程をこなしているレアル・ソシエダだが、このシェリフ戦はターンオーバーしながら勝利を収めることに成功している。
ミケル・メリーノとマルティン・スビメンディ、アイヘン・ムニョスに完全休養を与えることができ、久保もベンチスタートで30分程度の出場時間に抑えた。
さらにダビド・シルバを前半終了時点でベンチに下げ、ブライス・メンデスとセルロートも後半の早い段階でベンチに下げた。
同グループのマンチェスター・ユナイテッドも勝利したため、EL1位通過はまだ決まっていないが、疲弊しきった状態でラ・リーガ第9節のセルタ戦に臨むことを避けることができるのはチームとしてかなり大きいだろう。
セルタ戦の後も久保の古巣であるマジョルカ戦、バジャドリード戦と中位から下位のチームとの対戦が続くため、ここからの3連戦は全勝もしくは2勝1分けくらいの結果が求められる。
6連勝中でチームに勢いがあり、ターンオーバーにも成功したことにより、そういった結果を残すことが現実的にも可能となったと言えるだろう。
完全にレアル・ソシエダの中心選手となった久保
このシェリフ戦、後半途中からの出場となった久保だが、短い時間ながらレアル・ソシエダの攻撃のタクトを振るっていた。
トゥリエンテスらとの軽快なパス回して攻撃のリズムを生み、次々にチャンスを演出。
バルセロナのカンテラ(下部組織)で同僚だったロベルト・ナバーロのゴールもアシストするなど、数字もしっかりと残した。
レアル・ソシエダが完全に好調の波に乗ったのは、ダビド・シルバやブライス・メンデス、ミケル・メリーノというゲームを作れる選手がいるからだが、久保もそのレベルに到達していると言っても過言ではない。
エースのオヤルサバルが完全復帰すれば出場機会は若干減るはずだが、前述した3人やオヤルサバル、セルロートとターンオーバーしながらレアル・ソシエダの中心選手としてプレーしていくのは間違いないだろう。
特に前線でのチェイシングの回数や強度、ボールを奪いきる部分の成長が著しく、このストロングポイントはレアル・ソシエダの大きな武器となっている。
監督の立場からすると、「上手いだけの選手」であれば大事な試合への起用はためらうが、「上手くてハードワークできる選手」であれば間違いなく大事な試合でも使いたくなるはずだ。
選手として一回り成長した久保建英が、EL優勝やラ・リーガ4位以内を本気で狙う野心的なレアル・ソシエダでどのような活躍を見せていくのか、注目しよう。
Follow @ssn_supersports