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三笘薫の代表辞退で久保建英に懸かる期待大!今後を見据えたトップ下起用はあるか

写真:久保建英(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
10月9日、日本サッカー協会はブライトンの三笘薫の10月シリーズ辞退を発表した。

代わりにニュルンベルクの奥抜侃志の招集が決まった。

三笘の辞退で注目度が一気に上昇することが予想されるのが、レアル・ソシエダの久保建英だ。

興行的にも戦力的にも重要な久保建英の存在

ブライトンの三笘の代表辞退は、賢明な判断だったといえるだろう。

三笘は明らかに疲れが溜まっており、10月シリーズに参加していたら怪我の可能性も高く、怪我をしなかったとしてもコンディションの悪化は避けられなかっただろう。

レアル・ソシエダの久保建英もまた、三笘と同様に疲れが溜まっている。

ラ・リーガというインテンシティの高い欧州屈指のリーグでプレーしており、今季はCL(チャンピオンズリーグ)にも参戦している。

9月27日のバレンシア戦こそターンオーバー策をアルグアシル監督が実施し出場しなかったものの、それ以外の試合ではエースとして試合に出続けている。

しかし、三笘薫が不参加である今回の10月シリーズでは、興行面を踏まえると久保まで不参加にはできないだろう。

それほど三笘と久保の人気は興行面では飛び抜けた存在となっている。

また、日本代表での立ち位置的にも無理をする時期といえるかもしれない。

9月のラ・リーガMVPに輝いた久保でさえ、日本代表ではスタメンが約束されていない状態だからだ。

トップ下の鎌田大地、右WGの伊東純也という形がハマっているため、久保の序列は2番手となっている。

まだ中南米W杯までは時間があるため急ぐ必要はないが、久保の性格的にもいつまでも2番手扱いされたくはないはずだ。

今回は鎌田が辞退しているため、トップ下での出場の可能性もある。(おそらく1試合は右WG、もう1試合をトップ下で使うだろう)

三笘と鎌田、そして堂安がいないため、戦力的にも久保建英の存在は重要だといえるだろう。

トップ下で活躍をすれば、今後代表ではトップ下での起用が増える可能性もある。

代表戦以降も過密日程は続く

久保が今回の10月シリーズの主役としてプレーし活躍したとしても、その後再び過密日程が待っている。

10月21日に古巣マジョルカ戦があり、その後24日にはCL第3節のベンフィカ戦が控えている。

興行的にもカナダ戦とチュニジア戦のどちらも出場することが予想されており、長時間のフライトでスペインに戻ることを考えれば、アルグアシル監督はマジョルカ戦で温存もしくは途中出場に留め、ベンフィカ戦にコンディションを合わせていくのではないか。

久保には若さゆえの回復力でなんとかこの過酷なスケジュールを乗り切ってもらいたいものだ。

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