
レアル・ソシエダがシェリフ戦完勝!チーム好調も懸念される久保建英の疲労感
写真:久保建英(Jose Breton/Pics Action/NurPhoto via Getty Images)
10月6日、EL(ヨーロッパリーグ)第3節「FCシェリフ対レアル・ソシエダ」の一戦が行われ、2-0でレアル・ソシエダが勝利した。
レアル・ソシエダはこの勝利でEL3連勝となり、強豪マンチェスター・ユナイテッドを抑えグループEの首位に立った。
日本代表MF久保建英はこの試合でも2トップの一角で先発出場し、得点やアシストはなかったもののフル出場で勝利に貢献した。
前半は苦しむもダビド・シルバの見事なゴールで力の差を見せる
戦前からチーム力の差は歴然であったが、前半はシェリフがマンツーマン気味で激しい守備を徹底しレアル・ソシエダにチャンスを作らせない。
好調の久保もかなり警戒されており、大きなチャンスを作ることができなかった。
しかし、後半に入ると、久保が中央にポジションチェンジをしながらチームのポゼッションを優位にしていく。
すると後半8分、久保→メリーノ→シルバ→セルロートと流れるようなパスワークでエリア内に進入すると、最後はシルバが見事なシュートをゴールに突き刺す。
シルバの嬉しい今季初得点で先制すると流れは一気にレアル・ソシエダに傾く。
後半16分にはシェリフのムサ・キャブが2枚目のイエローカードで退場となり、このファウルで得たFKからエルストンドがヘディングシュートを決め2-0。
1人少ない状態で2点差となったことでシェリフは万事休す。
終わってみればレアル・ソシエダが完勝でアウェイながら勝ち点3を獲得した。
久保選手は温存されずフル出場、ビジャレアル戦への疲労が懸念される
このシェリフ戦は、退場者が出て2-0になった時点で勝負はついていた。
それゆえに、レアル・ソシエダは後半途中から次々に主力選手を交代させ次戦のビジャレアル戦に向けて温存策を実行に移す。
しかし、その温存メンバーの中に久保は含まれず、結局フル出場することとなった。
シルバは相手のファウルにより若干足を痛めた可能性も高いが、メリーノやブライス・メンデス、セルロートは早めにベンチに下がれたことによって、ビジャレアル戦でもプレーが可能となった。
FWの駒不足により、中2日で迎えるビジャレアル戦も久保が先発する可能性は高いが、シェリフ戦にフル出場していることでかなり疲労を抱えた状態で臨むことになるだろう。
ビジャレアル戦は上位チーム同士ということもあり、シーズン序盤戦の山場となる試合ゆえに、久保の疲労が懸念される。
これまで久保は好調を維持しているだけに、疲労によりコンディションを崩したり怪我をしたりする事態だけは避けたいところだ。
チームは公式戦4連勝と好調だが、はたしてレアル・ソシエダはこの過密日程を好成績で乗り切ることができるのだろうか?
久保のプレーと共に注目だ。
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