写真：久保建英(提供：ムツ・カワモリ/アフロ)
9月17日、ラ・リーガ第5節「レアル・マドリード対レアル・ソシエダ」の一戦が行われ、2-1でレアル・マドリードが勝利した。
日本代表MF久保建英はスタメンフル出場を果たし、幻のゴールなど孤軍奮闘したがチームを勝利に導くことはできなかった。
レアル・マドリード相手に無双プレーを連発した久保
試合は前半5分という早い時間帯にソシエダが先制点を奪う。
久保が右サイドでボールを持つと、抜群のタイミングでエリア内にクロスを供給する。
DFの間を縫う素晴らしいパスは、バレネチェアに通り、ファーストシュートはGKに弾かれたものの、こぼれ球を再びバレネチェアが押し込んだ。
11分には幻のゴールが生まれる。
エリア外右でボールを受けると、中にカットインしながらクロースをかわしミドルシュートを放つ。
この強烈なシュートは見事にゴールネットに突き刺さったが、オヤルサバルがオフサイドの位置にいたことで取り消しとなってしまった。
オヤルサバルはボールには触れていなかったが、プレーに関与しているとみなされた。
しかし、気落ちすることなく久保はレアル・マドリードゴールに襲い掛かる。
29分には自陣右サイドでトラオレからのパスを抜群のトラップで抜け出し、エリア内まで持ち込んでシュートを放つ。
シュートは良いコースに飛んだが、GKアリサバラガが見事なセーブでこれを防いだ。
31分にはエリア内でボールを持つと、フラン・ガルシアに飛びこませない細かいステップで間合いをはかると、走り込むミケル・メリーノに見事な浮き球のパスを供給した。
ミケル・メリーノはフリーでヘディングシュートを放ったが、GKアリサバラガのナイスセーブに阻まれゴールはならなかった。
前半アディショナルタイムにはクロースを股抜きでかわすオシャレなプレーも披露。
このプレーにはクロースも苛立ったのか、ファール覚悟で久保を体ごと止めた。
後半開始早々にバルデルデに見事なミドルシュートを決められ、60分にはフラン・ガルシアのクロスからホセルのヘディングシュートが決まり逆転されてしまう。
さすがの久保も後半は疲れからか前半ほどの圧巻プレーは見られなかったが、常にレアル・マドリードにとっての脅威であり続けた。
敗戦となったためMOMはレアルのフラン・ガルシアとなったが、もしも引き分けであったならば間違いなく久保がMOMになっていたことだろう。
チームはまだ波に乗れていないが、確実に久保は別格な選手へと成長している。
次戦はいよいよ自身初となるCL（インテル戦）となる。
きっと欧州中にその名を轟かす圧巻のプレーを見せてくれるはずだ。
Follow @ssn_supersports
