
久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
プレミアリーグやブンデスリーガ、ラ・リーガといった欧州主要リーグの開幕が迫っているが、まだまだ移籍市場は動きを失っていない。
市場が閉まる8月31日間際に大物選手の移籍が決まる可能性もある。
残留濃厚とみられる日本代表MF久保建英に関しても、ビッグクラブ同士の玉突き移籍によって急遽移籍が成立するといった可能性も考えられる。
ロドリゴの去就次第では久保の移籍に発展する可能性も
久保がプレー可能な右WGのポジションで空きが出そうなビッグクラブは、レアル・マドリードだ。
左WGを得意とするロドリゴは長年レアルの右WGとしてプレーしてきた。
チームはエムバペ、ヴィニシウス、ベリンガムが絶対的な選手として君臨しているため、ロドリゴは出場機会が多く左WGとしてプレーできる環境を探しているとされている。
トッテナムやチェルシー、リバプールといった強豪クラブが獲得に向け交渉を進めている可能性があるため、右WGの層を厚くするためにレアルが久保を再び獲得する選択肢もわずかながらありえるわけだ。
久保の契約解除金は6000万ユーロ(約96億円)に設定されているが、レアルならば契約上半額で久保を獲得できる。
エンツォ・ミローが移籍ならアトレティコが久保を獲得する可能性も
レアル・マドリードへの移籍が実現しない場合、アトレティコ・マドリードが獲得に向け動き出すかもしれない。
アトレティコは右WGの補強を考えていたが、狙っていたフランス代表FWエンツォ・ミロー(シュツットガルト)がサウジアラビアへの移籍を本格的に考えており、代わりとなる選手を探さなくてはならない。
高額な移籍金という問題はあるものの、守備ができて攻撃でも違いを見せられる左利きの右WGというアトレティコが求める選手像にピッタリな久保は、間違いなく候補として上がるだろう。
ル・ノルマンやセルロートなどソシエダで共にプレーした選手もおり、シメオネ監督も久保のことを高く評価していることから、8月末までにアトレティコへの移籍が決まる可能性もあるはずだ。
スビメンディが去りチーム力が低下し、欧州コンペティションにも参加できないソシエダに残留するのか。
それとも移籍市場閉幕までにビッグクラブへの移籍を決められるのか。
今後の動向に注目だ。
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