「久保劇場」でレアルソシエダが勝利!久保建英は今季9ゴール目でMOMに選出
写真:久保建英(提供:ムツ・カワモリ/アフロ)
5月23日、ラ・リーガ第36節「レアル・ソシエダ対アルメリア」の一戦が行われ、1-0でレアル・ソシエダが勝利した。
日本代表MF久保建英はスタメン出場し、前半アディショナルタイムにビューティフルゴールを奪うなど、ソシエダの勝利に貢献。
試合を通して「久保劇場」ともいえる活躍を見せ、このゲームのMOMにも選出された。
絶好調の久保、ビューティフルゴールが決勝点に、今季9回目のMOM獲得
この試合に勝利すれば来季のCL出場の可能性が濃厚となる重要な一戦は、まさに「久保劇場」だった。
前半5分、さっそく久保が魅せる。
右サイドでボールを持つと、中へのカットインをフェイントにして縦に突破し、右足でクロスを入れる。
ゴールには結びつかなかったが、久保はこのプレーでリズムを掴む。
18分にダビド・シルバのコンディションに問題が発生し、自ら交代を要求。
ブライス・メンデスが代わりにピッチに入る。
司令塔を早い時間帯に失ったものの、この日は久保が試合を掌握していく。
久保はカウンターからシュートを放つなど積極性を見せるものの、アルメリアを完全に崩すまでは至らない。
その後オヤルサバルと久保がポジションを入れ替え打開を図るがなかなかアルメリアの固い守備を崩せない。
しかし、思わぬ形で試合の流れは変わる。
34分、アルメリアのルイス・スアレスがソシエダのル・ノルマンに足裏を見せた危険なプレーを見せ、一度はイエローカードが提示されるも、VARの結果レッドカードに変わった。
1人多くなったソシエダは、ここから猛攻を見せる。
そして前半のアディショナルタイム、ついに久保が均衡を破る得点を奪う。
右サイドでボールを持つと、中にカットインし左足のシュートを打つフェイントを入れる。
このフェイントでDFを剥がすと、ファーサイドに巻いたシュートを放ち、ソシエダに貴重な先制点をもたらした。
まるでメッシのようなビューティフルゴールだった。
後半の立ち上がりにも久保は魅せる。
GKからのロングボールを抜群のファーストタッチで前に持ち出す。
シュートまでは持ち込めなかったが、圧倒的な存在感を見せる。
61分にもブライス・メンデスとのワンツーから抜け出し、惜しいシュートを放つ。
その後何度か決定機を作るものの追加点を奪えないソシエダだったが、このまま試合を締めて1-0で勝利となった。
この勝利で勝ち点を68に伸ばしたレアル・ソシエダ。
明日行われるビジャレアル対カディスの一戦で、ビジャレアルが引き分けもしくは負ければ来季のCL出場が決まる。
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