休養十分の久保建英、ラ・リーガ2ケタ得点に向けアラベス戦での得点量産なるか
久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
3月31日、ラ・リーガ第30節「デポルティーボ・アラベス対レアル・ソシエダ」の一戦が行われる。
日本代表MF久保建英は北朝鮮戦が中止となった影響により休養十分でアラベス戦に臨むことになる。
ラ・リーガでの得点数が「7」となっている久保は、初の2ケタ得点を記録するためにもこのアラベス戦でゴールという結果を出したいところだろう。
残り9試合で3得点できればキャリアハイ更新
29節を終えて勝点46の6位となっているソシエダは、来季のEL出場権が獲得できる5位(アトレティコ・マドリード)と勝点差9と苦しい状況となっている。
ECLの出場権確保が現実的な目標となるが、毎年CLに出場できるクラブを目指しているソシエダにとっては「残念なシーズン」であるのは間違いないだろう。
ただし、来季に向けては明るい兆しもある。
久保やバレネチェア、トゥリエンテス、ザハリャンといった若手選手たちはこの1年でたくましく成長している。
もしもミケル・メリーノやスビメンディといった主力を引き留めることができれば、再びCL圏内である4位以内を目指せる。
柱となるCFと優秀なMFの2選手を補強できれば、その確率は非常に高まるはずだ。
久保建英個人として考えれば、今夏にメガクラブへ移籍するのがベストだろう。
しかし、メガクラブではレギュラーが確約されておらず、出場機会が大幅に減少するリスクがある。
ソシエダに残留すれば、エースとしてシーズン通してプレーすることが可能だ。
どちらにしても、まずは「シーズン10得点」を達成しておきたいところだろう。
1ケタでシーズンを終えるのと2ケタで終えるのとでは、気持ち的に大きな違いがあるはずだ。
ラ・リーガで2ケタ得点を記録できれば、「ラ・リーガ屈指の右WG」といった印象を欧州中に知らしめることができる。
昨季は9得点でフィニッシュしているだけに、今季は何としても達成させておきたいところだ。
明日はアウェーとはいえ13位のアラベスが相手となる。
さらに北朝鮮戦が中止となったことで早めにクラブに帰還しており、コンディションはこれまでよりも確実に良い状態となっている。
そうした点を踏まえれば、2月18日のマジョルカ戦以来となるシーズン8得点目が生まれる可能性は高いといえるだろう。
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