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負ければ「失敗のシーズン」に!ソシエダと久保にとって絶対に負けられないEL&国王杯
久保建英(写真:ムツ・カワモリ/アフロ)
2月13日、ELノックアウトフェーズプレーオフ第1戦「ミティラント対レアル・ソシエダ」の一戦が行われる。
ラ・リーガで7位に低迷しているレアル・ソシエダだが、このELの試合に懸ける想いはかなり強い。
準決勝に進出している国王杯と併せ「負ければシーズン終了」といった状況になってしまうからだ。
来季のCLorEL出場権獲得が厳しいソシエダ
強豪クラブのステータスとなっているCLやELへの出場権だが、ソシエダは来季出場できる可能性がかなり低くなっている。
もちろんサッカーは何が起こるかわからないスポーツゆえにまだ濃厚とは言えないが、確率的に低くなっているのは確かだろう。
順位的には7位と可能性がある様にも思えるが(CL出場権は4位まで、EL出場権は5位のクラブに付与される)勝ち点は31となっており、4位のビルバオとは13差、5位のビジャレアルとは9差となっている。
残り試合数が15試合となっていることから、ここからビルバオやビジャレアルを逆転するのは至難の業となるだろう。
そういった意味でも、可能性がより高い「EL」と「国王杯」にフォーカスするのは当然だと判断できる。
EL&国王杯は「シーズン失敗」を「成功」にするための戦い
久保建英にとっても、ELと国王杯に懸ける想いは非常に強いだろう。
そのキャリアにおいて久保はまだ優勝を経験したことがない。
自身がチームの主力となっているソシエダを優勝に導きたい気持ちはかなり強いはずだ。
夏にはビッグクラブに移籍をする可能性が高いが、優勝を置き土産にしたいと思っていることだろう。
まずはELでノックアウトフェーズ(ベスト16)に残ることが直近の目標となる。
対戦相手となるミッティラントはデンマークのクラブとなるが、クラブの格でいえば明らかな格下となるため、無難に勝利したいところだ。
国王杯については2月26日に準決勝ファーストレグ、4月2日にセカンドレグが行われるが、対戦相手は未定となっている。
準決勝まで勝ち進んだのはレアル・マドリードとバルセロナ、アトレティコ・マドリードという3強であるためどのクラブとの対戦でもかなり難しい試合となるが、コンディションを保ち戦術がハマれば決勝進出の可能性も十分にあるといえるだろう。
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