数字にこだわる久保建英、年間20ゴール関与の目標を達成することは出来るのか
写真:久保建英(Jose Breton/Pics Action/NurPhoto via Getty Images)
2022—2023シーズンも折り返し地点が近づいてきているが、久保建英には若干の焦りがあるかもしれない。
なぜならば、久保はシーズンが始まる前に、「シーズンで20ゴール関与」という目標を定めていたからだ。
今季はこれまでのところ公式戦で「2ゴール4アシスト」となっており、目標に若干足りないペースとなっている。
不運もあり数字は伸びていないが、監督やチームメイトからの評価は高い
第11節にはカウンターからDFをかわして見事なミドルシュートを決めたが、VARによって直前に味方のファウルがあったとしてゴールが取り消された。
また、第15節のオサスナ戦では、ブライス・メンデスのゴールをアシストしたようにも見えたが、公式にアシストは付かず。
さらに前節のアルメリア戦でも、ダビド・シルバのバースデーゴールをアシストしたが、相手DFの足に一度触れているということでアシストは付かなかった。
このように、しっかりと得点には関与しているものの、ここ数試合はなかなか数字が伸びていないのが現状だ。
久保自身もかなり気にしているようで、アルメリア戦が終わった後もインタビュアーやチームメイトなどにアシストが取り消されたことを話をしている。
今季はFWとしてプレーする機会が多いが、実際はどちらかといえば「チャンスメーカー」であるがゆえに、そこまでゴールにこだわる必要もないのかもしれない。
実際に全盛期のダビド・シルバであっても、年間10ゴール以上のシーズンはそれほど多くなかった。
プレースタイルが似ているマンチェスター・シティのベルナルド・シウバも、キャリアで3回しか公式戦2ケタゴールは記録していない。
もしも15節と16節のプレーがアシストになっていたとしたならば、彼らレジェンドに近いアシスト数は記録していることになる。
目標が高いがゆえに物足りなく映るが、ラ・リーガ3位のクラブで21歳のアジア人がレギュラークラスとしてプレーしていて、攻撃で違いを見せている時点で、とてつもないことだと言える。
監督やチームメイトからの評価も高く、エースのオヤルサバルが本格的な復帰を果たしたとしても、来季以降もチームの主力としてプレーできるはずだ。
アスレティック・ビルバオとの「バスクダービー」で大爆発なるか
1月14日に行われるラ・リーガ第17節の「レアル・ソシエダ対アスレティック・ビルバオ」の一戦は、「バスクダービー」として大注目される。
久保建英はおそらくこの試合でもスタメン出場するはずだ。
この重要な一戦でゴールやアシストなどを記録することができれば、さらにクラブからの評価も上がり、ラ・リーガの注目選手として取り上げられるはずだ。
まだまだシーズンは長いが、「年間20ゴール関与」を実現するためにも、そろそろ「大活躍」したいところだ。
日本のサポーターもそんなニュースを首を長くして待っている。
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