
三笘薫(写真:REX/アフロ)
北中米W杯でベスト8以上を目指している日本代表だが、グループステージでオランダ代表との対戦があり2位以上で決勝トーナメントに進出したとしてもブラジル代表かモロッコ代表と対戦する可能性が高いため、目標達成の難易度は非常に高いといえる。
残り半年でチーム力を高めることや各選手が課題に取り組みレベルアップすることも重要だが、選手としての「ネームバリュー」を高めることも同様に必要だろう。
日本代表のアイコンである久保と三笘の活躍に期待
日本代表は強い。
FIFAランキングは18位だが、例えば1位のスペインや2位のアルゼンチン、3位のフランスといった国が相手でも互角に戦えるチーム力を有している。
しかし、その勝率は50%よりも低いのは間違いないだろう。
「日本は手強い」と思ってくれるレベルにはなったが、「この選手は特に要注意だ」といった選手はまだいない。
日本のアイコン的な存在である久保建英と三笘薫はそうした存在になりえるが、両者とも今季は存在感が希薄となっている。
強豪国と対戦する際に余裕を持たせないためにも、世界的な選手の存在は必要不可欠だ。
例えば今季の上田綺世のような活躍をプレミアリーグやラ・リーガにおいて数か月でも実践できたならば、ネームバリューを上げられるはずだ。
久保に関してはチーム状態が悪くボールを受けたとしてもサポートが少ないという問題がある。
オヤルサバルとの2トップやフォーメーションを変更し久保がトップ下でプレーするといったことがあれば、劇的にパフォーマンスがUPする可能性もあるだろう。
三笘に関しては2か月以上怪我により離脱しているが、復帰まではそう時間はかからないはずだ。
復帰してすぐにトップコンディションに持っていくのは難しいが、年明けから以前のように結果を出し続けてくれれば、ネームバリューを間違いなく上げられる。
2人のキャリアにとってもこの北中米W杯は大きなターニングポイントとなるため、ぜひともシーズン後半に活躍を見せベストな状態で臨んでもらいたいものだ。
果たして毎週のように活躍する久保と三笘を見ることができるのか、今後に期待だ。
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