
鎌田大地(写真:REX/アフロ)
三笘薫や伊藤洋輝、高井幸大など長期離脱していた選手たちが復帰し、冨安健洋もアヤックスと契約を交わし再始動となったことで日本代表がさらなる高みに向かうと感じているファンも多いことだろう。
しかし、鎌田大地のハムストリングの負傷によって日本代表の不安要素が若干強まったといえるかもしれない。
鎌田がマン・C戦でハムストリングを負傷、再発のリスクも高い
12月14日に行われたマンチェスター・シティ戦においてニコラス・ゴンサレスとの空中戦の着地でハムストリングを負傷した鎌田。
完全にハムストリングが伸びきってしまい約2か月間の離脱が濃厚となった。
プレミアリーグでも強い存在感を放っていただけに非常に残念な怪我となったわけだが、北中米W杯でベスト8以上を目指す日本代表にとっても大きな痛手となる可能性がある。
全治2か月ということでW杯には影響ないといった見方が強いが、ハムストリングの負傷は「再発のリスク」が非常に高い怪我でもある。
復帰したとしてもW杯までに再発する可能性もありえるため、「ボランチは佐野海舟と鎌田大地が軸で万全」といった状況にはならないわけだ。
遠藤航に関してもリバプールで出場機会がほとんどなく、年齢による衰えも懸念される。
田中碧や藤田譲瑠チマは所属クラブで活躍しているが、佐野や鎌田と比べればやや見劣りするため、盤石だと思われたボランチのポジションは日本代表にとって不安要素ともなりえるわけだ。
ハムストリングの怪我の状況が思ったよりも軽症で再発のリスクもそれほど高くなければ3月シリーズでの招集やW杯本番も安心だが、もしも冨安のように繰り返してしまうほど深刻な状況となれば、鎌田個人的にも日本代表的にも痛い怪我となる。
そして、クリスタルパレスにとっても今回の鎌田の怪我は非常に痛いはずだ。
チームはプレミアリーグにおいて勝ち点26の5位につけており、来季のCL出場権争いに割って入っている。
さらにはECLでの戦いも続いているため、主力の1人である鎌田が約2か月間離脱となる影響は大きいだろう。
果たして鎌田は早期復帰できるのか。
そして再発させずに北中米W杯を迎えることができるのか、今後の動向に注目だ。
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