ユベントス、勝ち点剥奪でCL出場権獲得が絶望的に、ミラン移籍濃厚の鎌田大地にCL出場のチャンス
写真:鎌田大地(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
5月22日、セリエA第36節「エンポリ対ユベントス」の一戦が行われ、4-1でエンポリが勝利した。
ユベントスはこの試合の直前、経費削減のためのキャピタルゲインの偽装により勝ち点10の剥奪が決定したこともあり、ショックを隠せず大敗を喫した。
順位も7位と大きく後退し、来季のCL出場権も絶望的な状況となった。
一度は剥奪された勝ち点が返還されるも、再び剥奪の処分を受ける
ユベントスは、経費削減のためのキャピタルゲインの偽装の他にもいくつもの財務違反が確認され、1月には一度勝ち点15が剥奪された。
しかし、その後ユベントスはスポーツ裁判所に控訴をし、処分が保留されたことにより剥奪された勝ち点が返還されていた。
この勝ち点の返還は暫定的なものであり、再び剥奪される可能性があることは予想されていたが、今回それが現実のものとなってしまった。
勝ち点69で2位につけていたユベントスだったが、勝ち点10の剥奪により59となり、エンポリ戦に大敗したことで勝ち点を伸ばすこともできなかった。
これにより、4位インテルと5位ACミランが1つずつ順位を上げ、来季のCL出場権獲得が濃厚となった。
ユベントスは残り2試合を勝ち切り、最低でもEL出場権を手にしたいところだろう。
ACミランへの移籍濃厚な鎌田大地にとってはCL出場のチャンス
今回のユベントスの勝ち点10剥奪は、ACミランやインテルにとっては良いニュースとなったわけだが、日本代表MF鎌田大地にとってもポジティブなニュースであると言える。
まだ正式発表はされていないものの、鎌田はACミランへの移籍が確実視されている。
ACミランは今回の騒動で4位以内に入る可能性が高くなったため、鎌田も来季のCLに出場できる可能性が出てきたわけだ。
本人も「毎年CLのような高いレベルのステージでプレーしたい」と公言しているだけに、嬉しい誤算だと言えるだろう。
セリエAも残り2節となったが、果たして最終的な順位はどのようなものになるのだろうか。
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