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鎌田大地、ACミランと合意報道 イタリアの超名門クラブだが来季のCLに出場できない可能性も

写真:鎌田大地(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
5月15日、イタリアのサッカーサイト「calciomercato.com(カルチョメルカート・コム)」が「ACミランが鎌田大地と基本合意」と報じた。

今夏移籍金ゼロで移籍可能な鎌田には、バルセロナやナポリ、アトレティコ・マドリードなど数多くの欧州のビッグクラブが興味を示しているが、ACミランが争奪戦を大きくリードしたようだ。

年俸は300万ユーロ(約4億4550万円)とも報じられている。

ACミランは超名門だが来季のCL出場ができない可能性も

ACミランと言えば、セリエA優勝19回、CL優勝7回を誇るユヴェントスやインテルと並ぶセリエAの超名門クラブとして知られている。

2010年代は低迷期だったが、2020-2021シーズンのセリエAを2位、20210-2022シーズンを優勝するなど、復活の気配を見せている。

今季はCLで準決勝に進出していて、ファーストレグでインテルに0-2で敗れたものの、まだ決勝進出の可能性を残している。

鎌田大地がACミランへ移籍することとなれば、日本人選手としては2013-2014シーズン途中から4シーズンに渡ってプレーした本田圭佑氏以来の日本人選手となる。

レアル・マドリードからレンタル移籍で加入している10番のブラヒム・ディアスの完全移籍には多額の費用が掛かることから、トップ下のポジションが空く可能性がある。

鎌田はトップ下のレギュラ―候補としてだけでなく、本田氏のように背番号10番を付ける可能性もあるのだ。

しかし、1つだけ問題がある。

それは、ACミランが現在セリエAで5位に甘んじており、来季のCLに参戦できない可能性があるという点。

より高いレベルであるCLでのプレーを希望している鎌田にとっては、かなりのマイナス材料となる。

セリエAでは、残り3試合で4位のラツィオと勝ち点差4開いているため、現実的にはかなり厳しいと言えるだろう。

CL準決勝でインテルに3点差以上の勝利を収め決勝に進出し、決勝戦にも勝つことができれば、来季のCL出場権が与えられるが、これもなかなか厳しい道のりだと言える。

5位のままでは、来季ELへの出場となるが、すでにEL優勝を経験している鎌田にとってはそれほど魅力的な大会とは言えないはずだ。

日本人獲得に積極的な姿勢を見せるナポリであれば、すでにセリエA優勝を決めているだけに来季のCL出場が可能だ。

果たして鎌田は報道通りACミランに加入することになるのか、はたまたナポリやアトレティコ・マドリードなどCL出場ができるクラブへの移籍に切り替えるのか、その動向に注目だ。

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