今夏移籍濃厚な鎌田大地、恩師グラスナーがクリスタル・パレス監督就任で正式オファーに発展する可能性も
鎌田大地(写真:PA Images/アフロ)
鎌田大地のプレミアリーグでのプレーが見られる可能性が出てきた。
クリスタル・パレスを辞任したロイ・ホジソン監督の後任にオリバー・グラスナー氏が就任したからだ。
鎌田がフランクフルト在籍時に指揮を執っていた監督であり、今夏フリーになる鎌田を獲得する選択肢も十分にありえるとクリスタル・パレス専門誌『WE ARE PALECE』が報じた。
ラツィオで満足な出場機会が得られていない鎌田大地
鎌田は決してラツィオで戦力外となっているわけではない。
セリエAでは756分間出場しており、CLでも247分、コッパイタリアでも80分プレーしている。
しかし、明らかにレギュラーとしてみなされておらず、ルイス・アルベルトの控え選手といった立場となっているのは間違いない。
当然ながら鎌田はスタメンとしてプレーすることを望んでおり、ラツィオでの日々は決して成功とはいえないだろう。
ラツィオ側も鎌田を期待通りのパフォーマンスを披露していると認識していないため、契約延長オファーを出す可能性は低い。
27歳と若くない鎌田にとっては、次の移籍が欧州における最後のチャンスと言っても過言ではないだろう。
クリスタル・パレスへの移籍は最良の選択肢となる可能性も
冒頭でも挙げた通り、クリスタル・パレスはグラスナーが新監督に就任した。
49歳の若き指揮官は、2021-2022シーズン、2022-2023シーズンにフランクフルトを指揮しており、鎌田を中盤のキーマンとして起用していた。
フランクフルトをEL優勝に導いた名将であり、そのタイトルに大きく貢献したのが鎌田となる。
クリスタル・パレスは現在プレミアリーグで13位となっており、CLやELとは無縁だが来季もプレミアで戦えるクラブだ。
ジェフリー・シュラップやウィル・ヒューズ、ジェフェルソン・レルマ、エベレチ・エゼなどが攻撃的な中盤を務めることが多いが、得点力のあるMFではないため、鎌田ならばスタメンを奪える可能性がある。
なにより、鎌田のプレーの特性を監督が100%理解していることは非常に大きなメリットであるといえるだろう。
果たして今シーズン終了後にクリスタル・パレスから鎌田に正式オファーが来るのか、その動向に注目だ。
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