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いよいよブンデスリーガ再開、移籍が噂されるフランクフルトの鎌田大地は存在感を示せるか

鎌田大地(Photo by Masashi Hara/Getty Images)
カタールW杯により長らく中断していたブンデスリーガが、いよいよ再開する。

多くの日本人選手がプレーするブンデスだが、中でも注目を集めているのが鎌田大地だ。

ベンフィカやバルセロナ、ドルトムントへの移籍が噂されている中、どのようなプレーを見せるのだろうか。

今季絶好調の鎌田のシーズン後半戦展望

今季の鎌田は、一気にその欧州での価値を高めた。

トップ下やボランチで出場していたにもかかわらず、公式戦22試合に出場し、12得点3アシストを記録している。

CL(チャンピオンズリーグ)では、なんと3試合連続ゴールを奪うなど、欧州でも注目されるMFへと成長した。

そんな鎌田は、現在移籍騒動の渦中にいる。

今季限りでフランクフルトとの契約が満了するが、契約延長をしない意向ということで、様々なビッグクラブが獲得に乗り出しているのだ。

ここで問題となるのが「出場機会の減少」だ。

欧州サッカーでは、来季チームに残らない選手を冷遇する傾向にあるのも確かだ。

しかし、おそらく鎌田の場合はこれまでと同じようにシーズン終了まで主力としてプレーし続けるだろう。

今後はCLの決勝トーナメントが控えて檻、さらにはリーグ戦も来季のCL出場圏内の4位以内を目指しているからだ。

現在4位のフランクフルトだが、5位ウニオン・ベルリンとは同勝点で並んでおり、少しでも油断をすれば5位以下に転落してしまう。

鎌田を冷遇する余裕がまったくない状況なのだ。

鎌田は1月13日に行われたポーランドのレフ・ポズナンとのトレーニングマッチにボランチとして出場し、見事ゴールを決めるなど順調な仕上がりを見せている。

前半戦と同じような活躍が期待できるだろう。

日本代表のMFのポジションはまさに群雄割拠、鎌田はポジションを守り切れるか

欧州のマーケットでも注目される選手であれば、日本代表の柱として安泰なようにも思えるが、実はそうでもない。

日本代表のMFのポジションは、まさに群雄割拠のハイレベルなスタメン争いとなっていくからだ。

プレミアでも屈指のWGとして活躍している三笘薫、ラ・リーガ3位のレアル・ソシエダで主力として活躍している久保建英を筆頭に、堂安律や伊東純也、遠藤航、守田英正、田中碧など実力者がひしめいている。

さらに、中井卓大や松木玖生、藤田譲瑠チマ、福井太智など、若手選手も逸材ぞろいで、今後2年の間に多くの選手が日本代表に入ってくるはずだ。

今後は鎌田といえどもポジションが確約されない状況となるだろう。

はたしてフランクフルトでの残り期間をこれまでと同じように活躍し、ビッグクラブへと羽ばたけるのだろうか。

その活躍と動向に注目だ。

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