
8月10日、エールディヴィジ(オランダリーグ)がついに開幕となったが、早速日本代表CFの上田綺世(フェイエノールト)と小川航基(NECナイメヘン)が結果を残した。
フェイエノールトの上田は3トップ中央でスタメン出場し55分にこぼれ球を右足で決め切り、NECナイメヘンの小川航基は52分にオーバヘッドで得点すると、59分にもヘディングで得点した。
ハイレベルな日本代表CF争いになりそうな予感が漂う
日本代表のCFレギュラー争いの本命である上田と小川だが、どちらもクラブからの信頼を勝ち取り開幕戦から結果を出した。
開幕戦の得点はクラブに「CFはこの選手で大丈夫」と思わせられるため、かなり価値の高いものだといえるだろう。
上田にとっては監督が元オランダ代表ロビン・ファンペルシーであることも大きなポイントだ。
利き足こそ違えど、ポストプレーや得点感覚、強烈なシュートなどタイプ的には似ているため、この1年で多くのことを学べるはずだ。
昨季はリーグ戦7得点、CL2得点といった結果に終わった上田だが、今季は2桁得点はもちろん15得点以上を狙えるだろう。
小川に関しても昨季公式戦9得点と一定以上の数字を残したが、リーグレベルや代表のCF争いの相手が上田であることを踏まえれば2桁得点以上が必須となるだろう。
開幕戦でド派手なオーバヘッドを決めるなど2得点を挙げたことで、2桁得点はもちろん15得点以上も期待できる。
日本代表のCF争いを演じる2人が共にエールディヴィジの得点ランキング上位に食い込むほどの実力を身につければ、1年後に行われる北中米W杯でのベスト8進出の可能性もグッと高まるはずだ。
これまでの代表の実績エールディヴィジ開幕戦の得点により上田と小川が代表のスタメン争いをリードすることになりそうだが、今夏ホルシュタイン・キールからボルシアMGに移籍した町野修斗も昨季ブンデスリーガで11得点を挙げており、ライバルとなりえる存在といえるかもしれない。
ブンデスの中堅クラブであるボルシアMGでスタメンの座を掴み2シーズン連続で2桁得点を挙げれば、日本代表におけるCFの選択肢は3つになるだろう。
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