サッカー日本代表、アジア杯で1960年以来の優勝を狙う韓国代表と決勝トーナメント1回戦で対決する可能性も
写真:イ・ガンイン(ロイター/アフロ)
2023年も残り3ヶ月を切り、2024年1月に行われるアジア杯が近づいてきている。
日本代表は2011年以来となる5回目の優勝を狙うわけだが、韓国代表も当然のことながらアジアの盟主の座を狙っている。
意外にも韓国代表は1960年に自国で行われたアジア杯に優勝して以来アジアナンバーワンになっていない。
クリンスマン監督の元ようやく結果が伴ってきていることから、日本代表にとって大きな壁となる可能性が高くなっている。
韓国はイ・ガンインの2得点などでチュニジアに4-0で勝利するなど調子を上げている
FIFAランキングは26位とアジア3位ではあるが、コロンビアやエルサルバドルに引き分け、ウルグアイやペルーに敗戦するなどクリンスマン監督になってから芳しくない戦績となっている。
しかし、10月13日に行われたチュニジア戦では前半は0-0だったものの後半に攻撃陣が爆発。
パリ・サンジェルマンに所属するイ・ガンインが2得点を決めるなど4-0で勝利している。
17日には格下のベトナム代表との試合が行われる予定となっているため、2連勝はほぼ確定だといえるだろう。
調子を上げてきているため、2024年1月に行われるアジア杯では日本の優勝を阻む大きな障害となる可能性が高い。
選手の質でいえば、間違いなく日本代表が圧倒的に上回っている。
プレミアリーグ得点王の実績を誇るアジアナンバーワン選手のソン・フンミンを筆頭に、バイエルンのキム・ミンジェ、パリ・サンジェルマンのイ・ガンインなど個の能力が非常に高い選手が数人いるが、欧州でプレーする人数は多くない。
対して日本代表は、三笘薫や久保建英を筆頭に代表選手のほとんどが欧州でプレーしており、ハイレベルな選手が各ポジションに揃っている。
それでも、対日本となれば非常に強い気持ちで戦ってくることが予想されるため、対戦することになれば激戦必至となるだろう。
日本代表と韓国代表は決勝トーナメント1回戦で戦う可能性もある
日本代表と韓国代表はお互いにポット1であるため、当然ながら別グループとなった。
しかし、もしも日本代表がD組の2位通過となり韓国代表がE組を1位で通過することになれば、決勝トーナメント1回戦で日韓戦が実現してしまうのだ。
日本は実力がアジアでは抜きんでているため当然D組1位になる確率が高いが、同じD組には難敵イラクがいるため2位通過の可能性もある。
三笘や久保、冨安など主力の何人かを招集せずにアジア杯を優勝しようといった意見もあるが、組み分けや韓国代表の現状の調子の良さを考えると簡単には優勝できなさそうだ。
果たして「歴代最強」とも称される日本代表は2011年以来となるアジア杯優勝を果たすことができるのだろうか。
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