板倉が完全復帰でW杯ドイツ戦OK、CBは吉田とのコンビかそれとも冨安との次世代スタメンコンビか
板倉滉(Photo by Christian Verheyen/Borussia Moenchengladbach via Getty Images)
11月17日、カタールW杯に挑む日本代表は、11月17日にカナダ代表と親善試合を行い、1-2で敗れた。
本番前最後の実戦となったこの試合では、膝の靭帯断裂を負い2ヶ月以上実戦から遠ざかっていた板倉滉がスタメン出場し、67分間安定したプレーを見せた。
コンディションの不安もかなり少なくなったことで、ドイツ戦のスタメン出場の可能性が高まったと言えるだろう。
板倉は故障明けとは思えぬ安定したプレー
このカナダとの親善試合は、戦術の確認といった意味合いもあったが、どちらかといえば「コンディションを整える」といったことに重点が置かれた試合であったと言える。
特に故障明けの板倉、浅野、田中碧の状態を確認できたことは、非常にポジティブな要素となった。
浅野、田中碧も本調子には及ばないものの、ある程度の強度でプレーできることが分かり、本番でも交代で出場が可能であることを示した。
そしてなんと言っても板倉が67分間スタメンで出場できたことは、日本代表にとってポジティブな結果であると言えるだろう。
この試合でも、安定したビルドアップや空中戦の強さ、カバーリング、デュエルの強さなどをいかんなく発揮。
板倉いわく、「最初はきつかった」と言っていたが、カタールの暑さを体験し実戦を67分間もこなせたことは、本人にとってはかなり大きかったはずだ。
その証拠に、「ドイツ戦はもっと良い状態でいける」と断言している。
板倉が完全復帰したことで、伊藤洋輝をSBとして起用できるようになったこともポジティブな要素の1つだろう。
ドイツ戦のスタメンは板倉と吉田?それとも板倉と冨安?
運命のドイツ戦において大注目となるのは、やはりCBのスタメンだろう。
カナダ戦で長い時間の出場が可能であることを示せた板倉をスタメンとして起用するのかどうか。
そして、スタメンとして起用するならば、誰と組ませるのか。
順当にいけばキャプテンである吉田麻也とのコンビとなるが、実力で考えれば次世代のCBコンビとして期待されている「板倉—冨安」で臨むという手もある。
ドイツ戦の戦いに大きな影響を及ぼすことになるだけに、森保監督の決断に注目だ。
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