移籍金ビジネスで儲かるサッカー界 育てたクラブにいくら入る?

史上初のW杯ベスト8進出を目指す日本

鎌田大地,W杯,サッカー,ワールドカップ,森保ジャパン
写真:鎌田大地/提供:Masashi Hara

日本企業がバックアップするシント=トロイデンのような存在が現れたことにより、日本から欧州移籍を果たすハードルは低くなり、日本人選手が世界挑戦する母数が多くなった。そこから欧州で新たな競争に挑み、冨安、鎌田のような欧州5大リーグでも活躍できる選手が生まれることで、彼らを育てたクラブへも利益が還元される。日本からトップ選手を生み出す確率を増やし、そのサイクルを形成していくことで、日本サッカー全体の成長につなげていくことは可能となっているだろう。

11月にはカタール・ワールドカップが行われ、日本は初のベスト8進出を目標に掲げている。海外強豪国と対等に渡り合えるチームを安定して作り上げ、日本サッカーの強化につなげていくためにも、海外移籍を果たす選手が活躍できる土壌を固め、発展させていくことが今、日本サッカー全体の課題として求められている。


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