
佐野海舟(写真:picture alliance/アフロ)
北中米W杯の組み合わせも決まり、各国本格的なチーム作りが行われていくわけだが、欧州サッカーの冬の移籍市場が各国に大きな影響をもたらす可能性がある。
日本代表においても、久保建英や佐野海舟など冬の移籍市場を賑わす選手がおり、その結果次第では代表に影響が及ぶことになる。
冬の移籍市場で注目される佐野海舟
ブンデス屈指のボランチに成長した佐野海舟だが、ドイツ紙『Bild』が以前フランクフルトが強い興味を示していると報じている。
「スカイ・スポーツ」ドイツ版の記者がこの噂を否定しているため移籍の可能性が高いわけではないが、マインツが降格圏に沈んでいる点や佐野の評価が欧州において急上昇している点を踏まえれば、正式オファーが佐野の元に届くことも十分にありえるだろう。
ただし、W杯まで半年となるタイミングでの移籍はリスクを伴うのも確かだ。
現在ガッチリとレギュラーを掴んでいる状況なだけに、佐野にとってこのタイミングでのオファーは難しい判断となる。
久保に強い興味を示すクラブはあるが本人は否定
久保建英に関しても、冬の移籍の噂がある。
トッテナムが久保に強い興味を示しており、契約解除金6000万ユーロ(役105億円)を支払う覚悟があると『フットボールインサイダー』が報じている。
久保本人は「冬の移籍はないですね」と完全否定しているが、「重要な戦力として迎え入れる覚悟」をトッテナムが示せば久保の心が揺らぐ可能性もある。
戦力的にはプレミアリーグで4位以内に入る可能性も持っており、ソシエダが低迷していることを踏まえれば、移籍という選択肢も「あり」と判断できる。
当然ながら佐野同様に冬の移籍によるリスクはあるため、安易に決断すべきではないが、多くのクラブからのオファーの可能性もあるため注目度は高い。
冨安健洋にオファーが来れば日本代表にとってポジティブな影響を及ぼす
もう1人、この冬の移籍市場で注目すべき選手がいる。
それがアーセナルを退団し無所属となっている冨安健洋だ。
手術後リハビリを経て個人トレーニングを継続している冨安は、クラブに所属し公式戦に出場できるレベルに限りなく近づいている。
すでに複数のクラブが水面下で冨安に接触している可能性もあるだろう。
もしも冨安が冬の移籍市場で欧州クラブのいずれかに加入し少しずつ出場機会を増やしていけば、日本代表にとっては最高の状況となる。
北中米W杯でベスト8以上を目指すためにも、冨安には冬の移籍期間で契約を結んでもらいたいものだ。
Follow @ssn_supersports




