
写真:堂安律(提供:ANP Photo/アフロ)
日本代表MFの去就がようやく決まりそうだ。
これまでドイツ紙『ビルト』や『シュポルト1』などがフライブルク所属の堂安律がフランクフルトに移籍すると報じてきたが、交渉は本格化しているようだ。
移籍が決まれば堂安は新シーズンもCLでプレーできることになる。
エキティケ売却が決まればすぐに堂安の移籍も決定か
フランクフルトはすでにマインツからドイツ代表FWヨナタン・ブルカルト(25)を2300万ユーロ(約39億)で獲得しており、同水準の移籍金が必要な堂安の獲得には資金捻出が必要となる。
しかし、この問題も早々にクリアできそうだ。
昨季リーグ戦15得点を挙げたウーゴ・エキティケ(23)がリバプールへ移籍するとイギリス『BBC』が報じており、7000万ポンド(約140億円)クラスのオファーであるため近日中に合意に達する可能性が高い。
フランクフルトはエキティケの移籍によって多額の移籍資金を獲得することになるため、堂安の獲得に対するリスクもなくなるわけだ。
移籍難航は板倉滉と久保建英、中村敬斗、守田英正の4人か
町田浩樹(→ホッフェンハイム)、高井幸大(→トッテナム)、藤田譲瑠チマ(→ザンクトパウリ)、鈴木唯人(→フライブルク)、古橋亨梧(→バーミンガム・シティ)というように今夏多くの日本代表選手がステップアップ移籍を果たしたわけだが、シーズン開幕まで約1ヶ月となった現時点で移籍先がなかなか決まらない選手もいる。
ステップアップ移籍確実と目されていたにもかかわらず移籍先が決まっていないのは、板倉滉と久保建英、中村敬斗、守田英正の4人か。
板倉はバイエルンやフランクフルトといったCL出場クラブが獲得濃厚といわれてきたが、現在は撤退しており、残された選択肢はPSVのみとなっている。
久保に関しては移籍金の高さがネックとなり、ビッグクラブへの移籍が難航している。
残留の可能性も高まっているが、スター選手のビッグクラブ間での移籍が複数決まれば穴を埋めるために久保獲得に乗り出すクラブが現れるかもしれない。
そのため、移籍市場が閉まるまで目が離せないといえる。
中村敬斗に関しても、スポルティングやマルセイユといったクラブが関心を寄せていると報じられてきたが、進展がない。
残留の場合は2部でのプレーとなるため、なんとしてでも移籍を決めたいところだ。
守田英正は年齢がネックとなり移籍交渉が難航している。
退団濃厚からスポルティング残留の可能性も浮上してきている。
鈴木彩艶や町野修斗、前田大然、旗手怜央に関してもステップアップ移籍ができればベストだが、出場機会を確保するという意味では残留という選択肢も悪くないだろう。
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