ハーランドがプレミアリーグ史上最多得点達成!マンチェスター・シティも勝利で暫定首位に
写真:ハーランド(提供:ロイター/アフロ)
4月30日、プレミアリーグ第34節「フラム対マンチェスター・シティ」の一戦が行われ、2-1でマンチェスター・シティが勝利した。
先制のPKを決めたシティのアーリング・ハーランドは、このゴールでプレミアリーグ34得点目となり、38試合制となってからの最多得点を更新した。
また、42試合制だった時代のアンディ・コールとアラン・シアラーの34得点にも並ぶこととなった。
ハーランドはプレミア挑戦1年目で偉業達成
ノルウェー代表はカタールW杯に出場できなかったため、ライトなサッカーファンにはそれほど知られていなかったハーランドだが、いよいよ「最強のFW」と認知されることになりそうだ。
その圧倒的な得点能力はコアなサッカーファンには広く知られていたが、意外にもこれまで各国のリーグで得点王になったことがない。(U-20W杯得点王のみ)
昨季まで所属していたブンデスリーガのドルトムントでは、2020-2021シーズンに27得点、2021-2022シーズンに22得点を挙げたが、世界屈指の点獲り屋レヴァンドフスキがバイエルンにいたこともあり得点王を逃している。
得点能力は圧倒的だが、怪我がちであったことが得点王を獲れなかった要因であったとも言える。
プレミアリーグのマンチェスター・シティに移籍した今季も、「当たりの激しいプレミアで通用するのか」と疑問の声が少なからず挙がっていたのも事実だ。
しかし、ハーランドはそんなネガティブな声を結果で消し去った。
これまでリーグ戦30試合に出場し34得点を挙げ、得点ランキングで1位を独走しているのだ。
2位のケインが25得点なので、実に9得点も差をつけている。
プレミア挑戦1年目にして34得点という数字は、驚きでしかない。
38試合制においては単独1位の記録となり、過去の42試合制の時代を含むとアンディ・コールとアラン・シアラーの34得点に並んだことになる。
マンチェスター・シティは、未消化分の試合を含むとまだリーグ戦6試合が残されている。
1試合1得点ペースのハーランドであれば、まさかの「プレミアリーグ40点」という偉業を達成させる可能性もあるのだ。
今季はCL(チャンピオンズリーグ)でも12得点を挙げており、得点王はほぼ確実となっている。
名実ともに現代サッカーにおけるナンバーワンFWに
その圧倒的な身体能力、破壊力抜群のシュート力、そしてワンタッチゴールの多さからもわかるゴールへの嗅覚など、ハーランドはストライカーとして必要な能力をすべてハイレベルな次元で持ち合わせている。
プレミアリーグの得点王とCL得点王の2つの個人タイトルを獲得すれば、間違いなく「現代サッカーにおけるナンバーワンFW」だと言えるだろう。
ハーランドはまだ22歳。
今後10年間は得点をハイペースで記録し続けるはずだ。
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