
日本代表は20日、22日、24日にAFCフットサルアジアカップインドネシア2026予選の3連戦に臨む。今予選は、2024年8月に就任した高橋健介監督が率いる“健介ジャパン”にとって初のアジアの公式戦。カンボジア、マカオ、タジキスタンとの戦いに3連勝を収め、1月にインドネシアで行われるアジアカップ本戦出場を狙う。
現在の代表チームで“ダブルキャプテン”に指名された石田健太郎と清水和也と共に、同世代の内田隼太は「代表を引っ張っていく立場」と言葉に力を込める。昨年のワールドカップ予選敗退となった大会には招集されず、仲間に思いを託すしかなかった。
その悔しさを晴らすために──。決意を秘める内田に話を聞いた。
取材=伊藤千梅
編集=柴山秀之
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ただ勝つのではなく、躍動したい
──3月以来の代表活動となりますが、現在のチームの雰囲気はどうですか?
3月のメンバーがだいたい残っているので、雰囲気もそのままいい状態で臨めていると思います。
──高橋監督とはどんな話をしていますか?
コンディションのことについては話をしています。自分はどうしても移動が長いので、監督やメディカル陣と連携を図っていることが多いですね。
──代表ではどんなことが求められていると感じていますか?
僕を含め、(清水)和也も(石田)健太郎もそうですが、この世代が代表を引っ張っていく立場です。個人的にはゲームをコントロールして、スコアを動かすことを任せられていると感じています。
──前回のアジアカップではFIFAデイズの関係で招集の可否が話題になりましたよね。
前回、僕自身はケガをしていて、大会に行けるか行けないかギリギリのところでした。最終的には監督の判断で招集されないことになりました。
FIFAデイズの問題は難しいですが、今回の予選やアジアカップ本大会はFIFAデイズの期間中に開催されるとのことなので、見えないところで動いてくれている方々には本当に感謝しています。今回の代表活動もリーグ開幕節とちょうど被ってしまい出られていないのですが、クラブが承諾して送り出してくれたのでありがたいですね。
──アジアカップはどのように見ていましたか?
予選突破はできると思っていたので、呆然としましたね。一つの夢としてワールドカップ出場がありますが、仲間に託すしかできなく、自分の力でどうしようもできない悔しさを感じましたし、無気力になる感覚もありました。
──今回はどのような思いで活動に臨んでいますか?
アジアはどのチームも力をつけています。そのなかで、今大会は日本代表としての誇りを取り戻すための戦いだと思っています。2028年のアジアカップとW杯にも絶対につながる大事な大会です。
なので、アジアカップ予選で3勝して本戦に進むことがチーム全体の目標です。ただ3勝するだけでなく、チーム全体が躍動して、みなさんに何かを届けられる試合をしたいです。
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