
運命を変えた同点弾。エース・成田美光が切り開いた、輝く未来への道|全日本の爪痕
浮き足立つことなく、“やることをやる”
その小川監督の評価を裏付けるように、4月1日発表されたのが、自身が一矢報いた相手である、浦安のトップチームへの加入。全日本選手権ではメンバー外だったため残念ながら直接対決こそなかったものの、フットサルを始めるきっかけにもなった実兄・成田宇弘とチームメートとなり、新シーズンからチャンピオンクラブの一員として、Fリーグを戦う。
同じピヴォのポジションには、昨シーズン25得点を決めリーグ得点王を争ったエース・本石猛裕のほか、成田と同じ[3-1]のピヴォとしてY.S.C.C.横浜で得点源となっていた荒川勇気、浦安の育成組織育ちの柴山圭吾と、実力のある“仲間兼ライバル”がそろう。
それでも、12歳からフットサル一筋で目指し、憧れてきた舞台。成田が見据えるのは1年目でのメンバー入りはもちろん、トップリーグでゴールを量産する自身の姿だ。
「相手を背負っての反転だけではなく、シュートのアイデアやそこに至るまでの工夫は、注目してほしいしより洗練させていきたい。あとは、ディフェンス面での成長も今後は見せていきたい。とにかくここで浮き足立つことなく、やることをやる。そこは変わらずに、戦っていきたいです」
大きな一歩を踏み出した“原石”の、光り輝く未来への挑戦はまだ始まったばかりだ。
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