
“名古屋のあんちゃん”として、安藤良平が投げかける最後の問い「誰かに何かを言われないと変われないのか」【全日本選手権 準決勝|インタビュー/名古屋】
いつまでもベテランに頼っていていいのか?
──安藤選手は2016年に湘南から名古屋に加入して、その1年もタイトルを逃す経験をしました。その時は、どんなふうにシーズンを過ごしていたのでしょうか?
今とは僕の置かれている立場も違いますけど、「名古屋はどうあるべきチームか」を自分なりに感じて、余計なことは考えずに、最後まで、何がなんでも10連覇をという心持ちでした。その頃の僕はかなりギラギラした状態で名古屋に入ったので、外国籍の選手にも「絶対に負けてたまるか」と言う気持ちで毎回練習に臨んでいました。
日本でもトップクラスの戦力が揃っているから、そこで勝てるようになれば、そのぶん試合を楽に勝つことができていましたね。
──そういった“ギラギラ”を、今の下のチームからは感じられない状態?
時代も違うし、考え方も変わってきているのかもしれないですけどね。でも、「いつまでベテランに頼っていていいのか?」という気持ちには、正直なってしまっていました。結局最後は、自分たちで気づいて変わっていかないといけないと思います。
──ファイナルシーズンの浦安戦と今日、最後に泣いてたのはどんな思いでしたか。
今日に関しては、まず情けなさでしたね。
浦安戦については……。あの試合、個人的にはめちゃくちゃ楽しみだったんですよ。
奇跡的に自分たちの優勝ををたぐり寄せるチャンスが生まれて、久しぶりに先発で、これはもう勝つしかないだろう、と。
でもそれくらい大事な試合で、これが起きるのか。でも、それはそうだよなと思ってしまう部分も否定できなくて、ちょっと呆然としてましたね。
──Fリーグ14年目のシーズンが終わりました。先日37歳を迎えましたが。個人としてのコンディションについては?
どこも痛くないし、筋肉痛もない。いつでも動けるしまだまだやれます。だからこそ今シーズンはキツかった。悩みすぎて、寝れない日もありました。でも、とにかくめちゃくちゃ元気です。だからもう少し、しがみついてもいいのかなって。いろんな常識をぶち壊せるように、頑張っていきたいです。
──今後の名古屋を背負っていく選手たちに、あえて、何かを伝えるとすれば?
まずは、自分たちに実力があると思うのをやめて、“絶対王者”を名乗れる強さをもっていないことを認めなくちゃいけない。これだけ負けて誰かになにかを言われないと改善できなかったり、変われないのか。それではなにも前に進みません。
自分たちが招いた結果と現実に向き合って、動き出すしかないと伝えたいです。
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