【Ｆ２開幕節｜試合結果＆順位】Ｆリーグ新参入・新居浜は開幕戦8失点で洗礼を受ける。1年でＦ１復帰を目指す長野はホームで葛飾に逃げ切り勝ち

6月4日、10日、11日の3日間で、Ｆリーグ2023-2024ディビジョン２の開幕節4試合が行われた。2020-2021シーズンからリーグを3連覇していたしながわシティがＦ１に昇格し、混戦が予想されるＦ２は、各クラブがシーズン初戦から激しい戦いを繰り広げた。

一時は2点差に詰め寄るも、大きく引き離される

10日には、浜松アリーナにてアグレミーナ浜松vsミラクルスマイル新居浜が行われた。この試合は初の四国クラブとして、リーグに新規参入した新居浜にとってのＦリーグデビュー戦。昨シーズンリーグ3位の成績を収めた浜松を相手に、果敢に挑んだ新居浜だったが、結果としては合計8失点を喫するほろ苦いデビュー戦となった。

立ち上がりから、ボールの主導権を握る浜松に対し、新居浜も素早い守備で対抗しながらカウンターのチャンスを狙う。攻め込まれる時間は続くも、開始5分までは決定機を抑え、ピンチの場面も10番の芝原悠世や、ゴレイロの齋藤遼汰が然りとブロックし失点を許さず。しかし7分、流れるようなパスワークから熊谷貫太郎に左足でゴールを決められ、さらに11分にも、同じく熊谷に追加点を許してしまう。

追いかける新居浜は、芝原、青野響での連携プレー、そしてオーシャンカップでも得点をあげた近藤光の個人技で反撃のシーンをつくるも同点弾を決めることはできず、スコアはさらに0-3に。

しかし19分、キックインのチャンスから青野がロングシュートを放ち、相手のシュートブロックからこぼれたボールを松本　隆宏が押し込んで、待望のＦリーグ初ゴールを奪取。第1ピリオドのうちに1点を返し、1-4で試合を折り返した。

続く第2ピリオドも押し込まれる展開が続くなか、少ないチャンスからゴールを狙う新居浜は、26分、自陣内からの近藤のロングパスを、伊藤凱が収めて流し込み2点差に詰め寄る。しかし反撃はここまでとなり、最終スコアは2-8と大きく引き離され、試合は終了。Ｆ１の所属経験をもつ浜松からの“洗礼”を受けとめ、アウェイ2連戦のヴィンセドール白山戦に臨む。

なお、この対戦カードは点差が開いたものの、そのほかの3試合はいずれも接戦に。昨シーズン入れ替え戦に敗れ、Ｆ２を戦うボアルース長野は、今シーズン戦力を大幅に補強したリガーレヴィア葛飾をホームに迎えた。第2ピリオドからの追い上げに苦しみながらも、最後はPP返しで2点差をつけホーム開幕戦で勝利を飾り、1年でのＦ１復帰に向けスタートを切った。

今節の結果は以下のとおり

■試合結果

6月4日（土）

6月10日（土）

6月11日（日）

■順位表

■次節試合日程

6月17日（土）

6月18日（日）