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遠藤航が重度の脳震盪で緊急搬送、カタールW杯に間に合うか不明で日本代表ピンチ

写真:遠藤航(AP/アフロ)
11月8日、ドイツブンデスリーガ第14節、「シュツットガルト対ヘルタ」の一戦が行われ、2-1でシュツットガルトが勝利した。

アディショナルタイムでの劇的な勝利で、シュツットガルトは貴重な勝ち点3を手にした。

しかし、キャプテンを務める日本代表MF遠藤航が76分に相手選手と衝突し重度の脳震盪で運ばれるなど、日本代表にとってはかなり痛い一戦となった。

遠藤航は競り合いで頭部を強打、一時意識を失い担架で運ばれる

そのプレーは76分に起こった。

ヘルタのFKのこぼれ球が遠藤の頭上に舞い上がり、ヘディングでクリアしようとした。

しかし、次の瞬間、ヘルタのイバン・シュニッチが勢いよくヘディングをしようと遠藤と競り合う。

右側頭部に相手の頭部がかなりの勢いで当たったため、遠藤は意識を失いピッチに倒れ込んだのだ。

その後意識を取り戻したかに思われたが、立ち上がることは出来ず、そのまま担架に乗せられてピッチを後にした。

シュツットガルトのビマー監督は、「一時は完全に意識を失っていた。頭蓋骨が折れていないことを祈る」とコメントしており、かなり深刻な状態である可能性が高い。

W杯初戦まで2週間、遠藤がNGの場合はどう対処する?

重度の脳震盪でピッチを後にした遠藤だが、脳震盪の場合は復帰まで最低でも1週間が必要となっている。

脳震盪の場合は、「自覚症状が完全に消失するまでは原則競技復帰は禁止」となっているため、1週間後に必ず復帰できるわけではない。

そういった意味では、初戦のドイツ戦は復帰できたとしてもコンディション的に厳しいと判断せざるを得ない。

ドイツを良く知る選手なだけに絶対に出場してほしいところだが、健康が最優先となるので出場させるべきではないだろう。

もしも2戦目、3戦目での復帰を想定するならば、追加招集はせずに現在のメンバーでやり繰りするしかない。

守田英正はスタメン確定だとして、コンビを組むのは誰になるのだろうか。

ボランチとして出場可能な選手としては、柴崎岳と田中碧が可能性として高い。

しかし、柴崎岳はパフォーマンス的にレベルが下がり、田中碧は右膝の関節包損傷で万全ではない。

その他の選手でボランチが務められるのは、鎌田大地くらいか。

最も頼りになる遠藤の怪我は、日本代表にとってあまりにも大きな痛手となる。

その他の怪我をしている選手同様に、早期の復帰を期待しよう。

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