
写真:堂安律(提供:ANP Photo/アフロ)
今季はフランクフルトの鎌田大地と長谷部誠、セルティックの古橋亨梧、旗手怜央、前田大然、スポルティングの守田英正といった日本人選手が出場したCL(チャンピオンズリーグ)だが、来季その舞台に日本代表MF堂安律が立つ可能性が出てきた。
堂安が所属するフライブルクが28節終了時点で5位につけており、CL出場権の4位まであと一歩に迫っているのだ。
4位ライプツィヒとの勝ち点差はわずか「1」となっている。
今季好調のフライブルクで主力としてプレーしている堂安
今季オランダのPSVからフライブルクに加入した堂安律は、1年目ながら完全にフライブルクのレギュラーを勝ち取った。
その小刻みなタッチを駆使したドリブルや思い切ったシュート、小柄ながらアグレッシブで献身的な守備など、クラブからも絶大な信頼を獲得している。
数字こそ6得点4アシストと大爆発とはいかないが、ブンデス挑戦1年目と考えれば十分に及第点であると言えるだろう。
なにより、フライブルクはシーズン序盤までブンデスリーガの王者であるバイエルンミュンヘンと優勝争いを繰り広げていた。
好調なフライブルクで主力としてプレーしているということは、かなり大きな実績だと言える。
残りのリーグ戦は6試合となり、ドイツカップもベスト4まで勝ち残っているため、公式戦での得点とアシスト数をまだ伸ばすことが可能だ。
シーズンを通して15得点に関与するような活躍を見せれば、今夏4大リーグの強豪クラブからの正式なオファーも十分にありえるだろう。
フライブルクはクラブ初となるCL出場の可能性を残す
第28節終了時点で、フライブルクの勝ち点は50で順位は5位となっている。
4位までが来季のCLの出場権を得られるため、あと1つ順位を上げればクラブ初のCL出場という快挙となる。
現在の4位はライプツィヒで勝ち点51、3位がウニオン・ベルリンで勝ち点52であるため、残り6試合であることから十分に逆転の可能性が残されている。
5月6日に行われる第31節ではライプツィヒと、5月13日に行われる第32節ではウニオン・ベルリンとの試合が行われる。
3位、4位との直接対決なだけに、勝利すれば一気に3位浮上も可能なのだ。
昨季は最終節でレヴァークーゼンに敗れCL出場権を逃しているだけに、今季はなんとしてでも出場権を勝ち取りたいところだろう。
大舞台に強い堂安は結果を残せるか
堂安といえば、2022カタールW杯での活躍が印象的だ。
強豪のドイツとスペインから奪ったゴールは、大舞台に強い印象をファンに植え付けた。
それゆえに、ライプツィヒ戦とウニオン・ベルリン戦も期待してしまう。
2つの試合で得点やアシストを決めてフライブルクを4位以内に導くのではないかと期待しているファンも多いはずだ。
はたして堂安は来季CLの舞台に立つことができるのか、今後の活躍に期待しよう。
Follow @ssn_supersports