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堂安律のスーパーボレーでフライブルクが劇的勝利、来季のCL出場権獲得争いに踏みとどまる

写真:堂安律(提供:ANP Photo/アフロ)
3月12日、ブンデスリーガ第24節「フライブルク対ホッフェンハイム」の一戦が行われ、2-1でフライブルクが勝利した。

日本代表MF堂安律は、後半終了間際にボレーシュートを決め、フライブルクを勝利に導く活躍を見せた。

リーグ戦では、9月3日のレバークーゼン戦以来約半年ぶりのゴールとなった。

今季3得点目は勝負強さが光るビューティフルボレー

1-1で迎えた後半44分。

左サイドからバイスハウプトが早いクロスをエリア内に供給すると、堂安が見事な走り込みからボレーシュートを決めたのだ。

フライブルクにとって、このホッフェンハイム戦は特に負けられない、勝ち点3を獲得しなければならない試合だった。

ホッフェンハイムが降格争いをしている下位チームであるということ。

後半39分にレッドカードによりホッフェンハイムが1人少なくなったこと。

そして、フライブルクが来季のCL(チャンピオンズリーグ)出場圏である4位以内でフィニッシュするためにも勝たなければならない試合だった。

このホームでの大事な試合で、降格争いをしているホッフェンハイムに引き分けることは、負けに等しい結果だと言えるだろう。

そんな試合での終了間際でのゴールだったため、このゴールは1得点以上の価値があったのだ。

今節は4位のウニオン・ベルリンがヴォルフスブルクと引き分けたため、ついに勝ち点で並んだ。

得失点差によって5位のままだが、4位のウニオン・ベルリンと3位のライプツィヒと同じ勝ち点となり、6位のフランクフルトとは5ポイント差となった。

残り10試合ほどとなったブンデスリーガのCL出場権争いは、大混戦となっている。

シーズンが終わった時、「第24節の堂安のボレーシュートがターニングポイントだった」と言われる可能性もあるだろう。

今節のゴールで3月下旬に行われる代表戦にも勢いが付く

3月24日には、日本代表の国際親善試合(ウルグアイ戦)が行われる。

28日にもコロンビア戦があり、親善試合ではあるものの新生日本代表にとって中南米W杯を目指す上で大事な2連戦となる。

堂安は当然ながら代表メンバーに選出されるはずだが、狙うは代表の絶対的主力だ。

ブンデスリーガの上位チームのスタメンとしてプレーしているがゆえにその資格は十分にあるが、ライバルたちもまた実力者揃いとなっている。

2列目は、ブライトンの三笘薫、フランクフルトの鎌田大地、スタッド・ランスの伊東純也、レアル・ソシエダの久保建英といった素晴らしい選手たちがいる。

これらの選手たちを押しのけてスタメンを勝ち取るのは、かなり難しいミッションであると言えるが、堂安は今節のゴールで気分良く代表に合流することができるはずだ。

半年間リーグ戦でゴールのない状態での合流ではないため、落ち着いて代表戦にも臨めることだろう。

代表戦でも勝負強さを披露し続ければ、きっと主力の座を手に入れられるはずだ。

無得点の長いトンネルを抜けた堂安の今後の活躍に期待しよう。

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