写真：ブライトンのデ・ゼルビ監督（ロイター/アフロ）
5月18日、ブライトンはデ・ゼルビ監督（44）が今季限りで退任すると発表した。
昨季スモールクラブだったブライトンをプレミアリーグ6位に押し上げクラブ初となるEL参戦という快挙を成し遂げたが、今季は過密日程による怪我人続出の影響により10位につけるなど精彩を欠いた。
退任するデ・ゼルビ監督には様々なオファーが届いている可能性が高いが、日本代表MF三笘薫を寵愛しているため、今夏セットでバルセロナに移籍する可能性もある。
有力候補はバルセロナとバイエルン
「プレミアリーグで働いた2年間は本当に濃密でやりがいのあるものだった」
デ・ゼルビ監督が発したこの言葉から、来季就任するクラブがプレミアリーグ以外である可能性が高いことをうかがわせる。
まず候補として挙がるのが、ラ・リーガ屈指の強豪バルセロナだ。
クラブのレジェンドであるシャビ監督は一時今季限りで退任する意向を示すも最終的には続投を決めていた。
しかし、シャビ監督が第36節のアルメリア戦の前日会見で放った「クラブの状況は25年前と全く違う」「今はこの選手とこの選手が欲しいと言えないんだ」という発言にラポルタ会長が激怒し解任を検討しているとも噂されている。（「ムンド・デポルティボ」などが報じる）
もしもシャビ監督が解任となれば、かねてから噂のあったデ・ゼルビ監督の招聘も十分にありえるだろう。
そしてその際には、バルセロナが欲しがっている左WGのポジションに合致する三笘薫をデ・ゼルビ監督が連れていく可能性もある。
バルセロナは今夏アンス・ファティを売却する可能性が高いため、費用面でもなんとか対応できるはずだ。
2つめの候補はブンデスのバイエルンだ。
今季限りで退任することが決まっているトーマス・トゥヘル監督の後任としてデ・ゼルビ監督が候補として挙がっているとイギリスメディアの『タイムズ』が報じている。
今季バイエルンはブンデス12連覇をレバークーゼンに阻止されており、チーム再編を余儀なくされている。
戦術的評判の高いデ・ゼルビ監督を招聘することで、覇権を取り戻したいと考えているのかもしれない。
果たしてデ・ゼルビ監督は来季どのクラブを率いることになるのか、その動向に注目だ。
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