
ジュード・ベリンガム(写真:ロイター/アフロ)
4月17日(日本時間18日)、CL準々決勝セカンドレグ「マンチェスター・シティ対レアル・マドリード」の一戦が行われ、1-1(PK3-4)でレアル・マドリードが勝利した。
なおこの日同時刻キックオフの「バイエルン対アーセナル」はキミッヒの得点を守り切ったバイエルンが準決勝進出を決めた。
この結果、ドルトムント、パリ・サンジェルマン、バイエルン、レアル・マドリードとCLベスト4が出揃った。
シティが圧倒的にゲームを支配するもPK戦までもつれ込む
前半12分にロドリゴの得点で幸先よく先制したレアルマドリード。
この得点で2戦合計3-4とし、CL準決勝進出に近づく。
その後はシティにゲームを支配される時間帯が続くが、持ち前の堅守でシティの攻撃をシャットアウトしていく。
しかし、昨季王者のシティがこれで終わるわけがなかった。
76分、シティのドクが左サイドからグラウンダーの速いクロスを入れ、こぼれたボールをデ・ブライネが右足で押し込み同点に追いつく。
デ・ブライネはGKの上を狙うさすがの判断力だった。
試合はこのまま1-1で終了し、準々決勝唯一の延長戦へと突入する。
シティのグアルディオラ監督は延長のタイミングでエースストライカーであるハーランドをアルバレスに代える大胆な采配を下す。
101分、ヴィニシウスが抜け出し大チャンスとなりかけるも、ウォーカーが圧倒的なスプリントと体の強さでピンチの目を摘み取った。
109分、カルバハルが足をつってしまい足を引きずりながらミリトンと交代。
ヴィニシウスの交代シーンと共に激闘を象徴するようなシーンとなった。
試合は結局どちらのチームも決定的なチャンスを作れず、PK戦へともつれ込んだ。
PK戦の末レアルが準決勝進出
シティの1番手アルバレスが見事にシュートを決めたのに対してレアルは1番手のモドリッチが失敗。
しかしシティも2番手のベルナルド・シルバが失敗し、レアルの2番手ベリンガムが決めきったため2本終了時点で振り出しに戻る。
シティは3番手のコバチッチが外したのに対しレアルはルーカス・バスケスがGKの逆を突き成功。
この時点でレアルが1本リードとなる。
シティは4番手のフォーデン、5番手のGKエデルソンが決めきったが、レアルはナチョ、リュディガーが決めきり準決勝進出を決めた。
準決勝はドルトムント対PSG、バイエルン対レアル
いよいよ準決勝進出チームが決定したわけだが、やや意外なクラブが残った印象となった。
昨季王者のシティの敗退や国内リーグで好調とは言えないバイエルン、ドルトムントがこの舞台まで勝ち残ると予想した人はそれほど多くなく、リーグ・アンのパリ・サンジェルマンもエムバペがいるとはいえ、やや意外だと感じたサッカーファンも多いだろう。
準決勝の組み合わせは、「ドルトムント対PSG」、「バイエルン対レアル」となる。
果たして決勝に駒を進めるのはどのチームとなるのか。
準決勝ファーストレグはは5月1日、2日に行われる。
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