
写真:メッシ(Jean Catuffe/Getty Images)
3月8日、CL(チャンピオンズリーグ)ラウンド16第2戦、「バイエルン対パリSG」の一戦が行われる。
ホームで行われた第1戦を0-1で落としているパリSGは、アウェーで勝利しなければならないためかなり劣勢となる。
さらにネイマールが負傷離脱中であり、メッシとエムバペの2人にかかる期待はより大きくなっている。
世界中のスター選手を集めるもCLのタイトルには届かないパリSG
近年のパリSGは、世界中からスター選手を買いあさり、最強のクラブを作り上げている。
今季の主力で言えば、メッシやネイマール、ハキミ、セルヒオ・ラモスといった選手であり、一昔前で言えば、カバーニやイブラヒモビッチ、チアゴ・シウバといった選手だ。
フランス国内では、10年間で8度のリーグタイトルを獲得するなど、ほぼ1強状態であると言える。
世界的なクラブとして「箔」を付けるために、なんとしてもCLのタイトルが欲しいわけだが、残念ながらここまで1度もCLのシャーレは掲げられていない。
特にここ数年は、メッシ、エムバペ、ネイマールという世界屈指の攻撃陣を擁しているため、戦力的には十分にCL優勝を狙えたのだが、そこに辿り着くことは出来ないでいる。
2019-2020シーズンの準優勝が最高で、その後ベスト4、ベスト16と、決勝トーナメントには進めるものの、マンチェスター・シティやレアル・マドリードといった強豪を押しのけることができず敗退している。
パリSGはネイマール抜きのアウェーでバイエルンに勝利をしなければならない
今季のCLラウンド16も、パリSGは苦戦している。
ホームでの第1戦、後半8分にバイエルンのコマンに先制点を許し、結局逆転することも追いつくこともできずに負けてしまったのだ。
今日行われる第2戦では、バイエルンのホームで勝たなければならないため、ラウンド8に進める可能性は低いというのが現実だろう。
攻撃の要の1人であるネイマールが足首の手術のため離脱しているのも、逆転が難しい1つの要因であると言える。
W杯MVPのメッシとW杯得点王のエムバペのコンビでバイエルンを粉砕できるか
この試合では、ネイマールが負傷離脱により出場できない訳だが、それでもパリSGにはW杯MVPのメッシとW杯得点王のエムバペがいる。
この2人は圧倒的な得点力だけではなく、アシスト能力も超一流であるため、バイエルンといえども抑えるのは容易ではない。
さらに、ネイマールの離脱によって逆にクラブをバランスを良くなるのではといった声も聞かれる。
実際に元フランス代表のデュガリー氏は、『RMC Sport』で「バランスが良くなると思う」と主張している。
メッシとエムバペの最強コンビが、今季のCLで行われた7試合でまだ2失点しかしていないバイエルンから2得点以上取ることができるのか、注目しよう。
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