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ブライトンのデ・ゼルビ監督,三苫薫

カイセドがついにチェルシー移籍決定!ブライトンが4位以内に入るために必要なポイント

写真:ブライトンのデ・ゼルビ監督(ロイター/アフロ)
8月14日、チェルシーがブライトンに所属するモイセス・カイセドを獲得したと発表した。

移籍金は1億ポンド(約184億円)で、1500万ポンド(約28億円)のボーナスが付き、2031年6月までの8年契約となる。

イングランド史上最高額での移籍が実現し経営的には大きなプラスとなったブライトンだが、今季プレミアリーグで4位以内に入るための大きな戦力を失ったことになる。

果たしてブライトンが4位以内でフィニッシュするためには、どのようなことが必要になるのだろうか。

カイセドと同タイプのMFの獲得が必須

ブライトンは、今夏MFのポジションではミルナーとダフードを獲得している。

双方ともにボランチでのプレーが可能であり、実際に開幕戦ではボランチでスタメン出場を果たしている。

また、スコットランド期待の若手MFギルモアやグロスもボランチでの出場が可能であるため、当面は戦力に困ることはないだろう。

しかし、シーズンは長い。

まして今季のブライトンは、クラブ史上初となるEL(ヨーロッパリーグ)に参戦することになっている。

ミルナーは名選手だが、37歳と大ベテランであり、グロスも32歳と決して若くない。

コンディション不良や怪我などのリスクを考えれば、ボランチの即戦力が4人から3人に減る可能性も十分に考えられる。

そのため、カイセドのような運動量とボール奪取に優れたMFをもう1人獲得する必要性があると言えるだろう。

新戦力を含めた5人で2つのボランチのポジションを回すことができれば、シーズン終了まで戦い抜けるはずだ。

フィニッシャーの確立

デ・ゼルビ監督は、WGを務める三笘とソリ・ーマーチに「シーズン10ゴール以上」を求めている。

WGを高いポジションに配置するブライトンにおいては、WGの得点力が非常に重要となるのだ。

しかし、やはりWGの得点力だけでは4位以内を実現するのは難しい。

ハーランドやケイン、ラッシュフォード、イサク、ウィルソンのように、ポストプレーでチームを助けながら得点を奪ってくれるCFがいなければ、上位チームとの試合で勝ちきれない。

開幕戦はウェルベックがCFに入ったが、ことごとくチャンスを潰していた。

ウェルベックも良いCFだが、前述したトップクラスのFWたちと比べるとワンランク落ちる。

しかし、ブライトンにはそのレベルに達するであろうFWがすでに在籍している。

エバン・ファーガソン。

若干18歳のFWだが、体格や強さ、テクニック、シュートの上手さなどはすでにウェルベック以上であり、今後さらに伸びていくのは間違いない。

若手ゆえにシーズンを通して出し続けるのは危険だが、重要な試合ではファーガソンを優先して起用すべきだろう。

フィニッシャーを確立することで、よりブライトンの攻撃力は高まるはずだ。

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