
スビメンディ(写真:AP/アフロ)
アーセナルの勢いが止まらない。
プレミアリーグでは12試合消化した時点で2位のチェルシーに6ポイント差を付けて首位を独走しており、CLでも参加クラブ36チームの中で唯一5戦全勝で首位に立っている。
この2つのコンペティションで17試合を消化しているが、38得点7失点の得失点差+31と圧倒的な強さを誇っている。
プレミアリーグ&CL制覇を期待する声は日増しに大きくなっている
アーセナルは今夏の補強の目玉であったギェケレシュを筆頭に、ハヴァーツ、ジェズス、ウーデゴールなど負傷者は今季も多い。
それでも8月31日のリバプール戦以降一度も負けておらず、14勝2分の戦績で今を迎えている。
もはや「無敵艦隊」と呼ぶにふさわしいチーム状態であるわけだが、その強さの要因となっているのはアルテタ監督の手腕はもちろん「補強の成功」「主力の残留」であるといえるだろう。
前述したギェケレシュは6得点1アシストとまだ爆発とまではいっていないが、前線からのチェイシングで守備面でも大きく貢献しており、ターゲットマンとしてもアーセナルになかった攻撃の形を作っている。
レアル・ソシエダから移籍したスビメンディは、今季のアーセナルの強さの最も大きな要因となった選手だといえる。
彼が中盤の底で空いたスペースをケアし、攻撃時には高いテクニックで組み立ててくれるため、チームの安定感はワンランクUPしたと判断できる。
エベレチ・エゼは日増しにその存在感が増しており、これまで絶対的存在だったキャプテンのウーデゴールですら安泰とは言えない状態となっている。
そしてチュクノンソー・マドゥエケも徐々にアーセナルにフィットしてきており、先日行われたCLでもバイエルン相手に得点を奪うなど上り調子だ。
トロサールやマルティネッリなど移籍の可能性があった選手たちが残留してくれたことで、多少怪我人が出ても変わらぬクオリティを継続できる。
現在のアーセナルに対抗できるクラブは、レアル・マドリードやバルセロナ、パリ・サンジェルマン、チェルシー、マンチェスター・シティくらいではないか。
果たしてアーセナルの快進撃はどこまで続いていくのか、今後も注目だ。
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