アーセナル、最下位サウサンプトンに痛い引き分け、次節ついにマンチェスター・Cとの直接対決
写真:アーセナルのミケル・アルテタ監督(ロイター/アフロ)
4月21日、プレミアリーグ第32節「アーセナル対サウサンプトン」の一戦が行われ、3-3の引き分けに終わった。
優勝を目指すアーセナルにとってはかなり痛い引き分けとなったが、1-3の状況から追いついたため、貴重な勝ち点1獲得であったともいえる。
いよいよ次戦はマンチェスター・シティとの首位争いの直接対決となる。
試合開始30秒でGKラムスデールのパスミスから失点、13分にも失点でいきなり窮地に立たされるアーセナル
アーセナルのホームで行われたこの試合は、最下位に沈むサウサンプトンが相手であるため、アーセナルサポーターは勝利を確信していたことだろう。
「何点決めて勝利するだろう」
サポーターたちは、「勝利できるか?」ではなく、「何点取って勝利するか?」といった点に興味を向けていたはずだ。
しかし、サッカーは何が起こるか分からないスポーツであり、1位のクラブと最下位のクラブの試合も例外ではない。
試合開始から30秒で、いきなりそれは起こった。
アーセナルのGKラムスデールがジンチェンコにパスを出したものの、これをサウサンプトンのカルロス・アルカラスにカットされ、そのままシュートを決められてしまったのだ。
浮足立ったアーセナルにサウサンプトンの攻撃陣が襲い掛かる。
13分、中盤でボールをカットしてカウンター仕掛けるサウサンプトン。
アルカラスから絶妙なタイミングでウォルコットへスルーパスが通ると、これをウォルコットが冷静にゴールに流し込んだ。
まさかの序盤で0-2という状況となってしまう。
しかし、アーセナルはすぐさま1点を返す。
サカがエリア内に切り込むと中央にマイナスのクロスを送る。
これをマルティネリが豪快にネットに叩き込み1-2とする。
後半に追加点を奪われるもアディショナルタイムに追いついたアーセナル
後半最初に得点を決めたのは、まさかのサウサンプトンだった。
66分、CKからDFのドゥイエ・チャレタツァルがヘッドでゴールに叩き込み、点差を2点に広げたのだ。
絶体絶命のピンチとなったアーセナルだが、試合終盤の88分にウーデゴールが素晴らしいミドルシュートを決めて1点差に迫る。
そして迎えたアディショナルタイム、シュートのこぼれ球に反応したサカが相手Dfの股を抜く技ありゴールを決めて土壇場で同点に追いついた。
最下位のサウサンプトン相手にホームで引き分けとなったため、決して喜べる結果ではないが、最悪の結果を回避できたといった点では良かったと言えるだろう。
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