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メッシは「歩いてるだけ」、ネイマールは「お笑い」。批判が噴出するパリSGの“銀河系軍団”は崩壊危機に

クラブを牽引する存在として期待されたメッシとネイマールのコンビ。だが、両雄ともに精彩を欠き、ファンからも批判が相次いでいる。(C)Getty Images
“花の都”の名門が揺れている。パリ・サンジェルマンだ。

現地時間3月9日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦・第2レグで、レアル・マドリーに1-3で敗戦。合計スコア2-3で、早期敗退が決まった。
【動画】勝っても、ボールを持っても、ブーイング! メッシやエムバペに浴びせられた罵声シーン

今季開幕前には、ジャンルイジ・ドンナルンマ、セルヒオ・ラモス、ジョルジニオ・ヴァイナルダム、そしてリオネル・メッシを獲得。パリSGは、現有戦力を交えた文字通りの超豪華タレント軍団を完成させ、クラブ史上初のCL制覇を狙った。

しかし、蓋を開けてみれば、昨季成績(ベスト4)を下回るベスト16での敗退。試合後に勃発したとされるネイマールとドンナルンマの衝突や、ナセル・アル・ケライフィ会長による審判団のドレッシングルームへの乱入など、穏やかではないチーム状態を露呈しながらの、お粗末な結果となったのだ。

無論、識者からは批判の声が上がっている。元フランス代表MFで、クラブOBでもあるジェローム・ロテンは、地元ラジオ局『RMC Sport』の番組内で、痛烈な批判を展開した。
「この情けない敗北の責任は、メッシとネイマールにある。2人とも無責任な傭兵だ。メッシのことをこんな風に言うのは信じられないが、事実だから言う。やつはピッチを歩いている。もはや、名前を出すのも面倒だが、もうひとり(ネイマール)は全てのボールを失っていた。クラブに加入してからのあいつはお笑いだ」

至る所から綻びが出始め、チームは崩壊の危機に瀕しているとも言われている。スペインのラジオ局『Cadena SER』のスポーツ番組『Carrusel Deportivo』でフランスの事情通であるロマン・モリーナ氏は、「マウリシオ・ポチェティーノ、キリアン・エムバペ、レオナルド(スポーツ・ディレクター)、そしてアル・ケライフィ会長までもが、来季に向けた粛清の対象になっている」と語った。

一部では、今季公式戦5試合の出場にとどまっているS・ラモス、さらにクラブに馴染めていないとされるヴァイナルダムも退団が囁かれている。さらに不振が続くネイマールも移籍を模索中とされている。

現地時間3月13日に本拠地パルク・デ・プランスで開催されたボルドー戦(リーグ・アン第28節)では3-0と大勝したものの、ホームサポーターたち大ブーイングを浴びせられたメッシやネイマール。スターが歓迎されていない現状を考えても、クラブ上層部が“銀河系軍団”の切り崩しにかかるのは、そう遠くないのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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