ラ・リーガのマジョルカが正念場を迎えている。
現地時間３月６日のセルタ戦（ラ・リーガ第27節）では、序盤から得点の奪い合う激しい攻防戦の末に、マジョルカは３-４で敗戦。これでリーグ４連敗となり、順位は16位と変わらないものの、降格圏にいる18位のカディスとは勝点差２にまで迫られている。
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注目を集めた久保建英は、セルタ戦でトップ下で先発出場。49分にはフリーキックから相手のオウンゴールを誘発するなど、この試合でも攻撃の起点となり続けた。惜しくも勝利には結びつかなかったが、67分にイ・ガンインとの交代でピッチを後にするまで奮闘をみせた。
無論、20歳のサムライは、現地メディアでもマジョルカを救う存在として期待されている。スペインのラジオ局『COPE』の取材に応じたスロバキア人プレーヤーのマルティン・ヴァリエントは、日ごろから目の当たりにしている久保のポテンシャルを絶賛した。
４シーズンに渡りマジョルカを支えている26歳のスロバキア代表DFは、「クボは素晴らしいクオリティーを持った選手で年齢以上のメンタリティーを持っている。とても規律正しく多くを向上させたいと思っている」と称えたうえで、「彼はただ、自分の才能を発揮できるようになるための時間が必要なんだ」と久保の潜在的な能力を引き出すには、時間がいると見解を示した。
さらに「彼には、僕らがメッシについて話していたことと同じような未来が待っている」と、当代屈指の天才に匹敵するポテンシャルを備えていると評したヴァリエント。久保の存在は、チームメイトにとっても頼もしいようだ。
なお、マジョルカは、現地時間３月14日に行なわれるラ・リーガ第28節で、首位をひた走るレアル・マドリーと対戦する。昨年９月の対戦では、長期離脱で久保を欠き、１−６と大敗を喫している。
はたして、今回こそはマジョルカの仲間とともに、久保建英は成長の跡をみせられるだろうか。残留を目指すチームにとっても、負けられない一戦となる。
構成●THE DIGEST編集部
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