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アーセナル戦での南野拓実の先発出場を地元紙が予想! 専門サイトは「ミナミノを輝かせる」フォーメーションを提言

サラーやマネが不在の間にどこまで評価を高められるか。南野の今後を占う重要なゲームが始まる。(C)Getty Images
現地時間1月2日に行なわれたプレミアリーグ第21節のチェルシー戦で、リバプールはモハメド・サラーとサディオ・マネの主力2人が1ゴールずつを挙げ、相変わらずの好調ぶりを示したが、これを最後にしばしチームを離れ、現在はアフリカネーションズ・カップ(AFCON)で母国代表選手としての戦いに身を投じている。

AFCONは2月6日まで24か国よる戦いがカメルーンの5都市6会場で展開されているが、セネガルはすでにジンバブエとの初戦を終え、マネが終了間際にPKで決勝を奪っている。セネガルは有力な優勝候補であり、またサラーの母国エジプトも上位進出が期待されており、2人が早期にカメルーンを後にする可能性は低そうである。

そこで気になるのが、彼らの不在時におけるリバプールの前線の陣容だが、その初陣として9日にFAカップ3回戦のシュルーズベリー戦(1-4)が行なわれ、ここでは3トップを17歳のカイデ・ゴードン、19歳のマックス・ウォルトマン、20歳のカーティス・ジョーンズで形成したが、これはもちろん3部(リーグ1)の格下相手ということもあっての若手抜擢であり、今後の試合での再現はまず考えられないだろう。
リバプールの地元紙『Liverpool Echo』は、13日に行なわれるカラバオ・カップ準決勝のアーセナル戦に向けて、先日のコロナの検査で誤りがあったことが明らかになるなど不確実な状況の中で、前線にはコロナの自主隔離から復帰してシュルーズベリー戦では交代出場から巧みなゴールを決めたロベルト・フィルミーノ、そして筋肉異常が回復して同試合で後半の45分間精力的に動き回った南野拓実が先発出場すると予想している。

もう1枠については、「トップ4」に名を連ねるディオゴ・ジョッタが入るはずだが、シュルーズベリーでベンチにも入らなかったことついては同メディアも「理由は不明」としており、本来はMFながらFWとしての起用が増えているアレックス・オクスレイド=チェンバレンもコロナ感染の疑いがあり、そしてディボック・オリギは膝の負傷が癒えていないとのことで、若きゴードンが再び右ウイングを務めることになるようだという。
また、サッカー専門メディア『GIVE ME SPORT』は、サラー、マネを欠いたリバプールの最善の解説策として、幾つかの陣容を提言。ひとつは4-3-3の前線を右からオクスレイド=チェンバレン、フィルミーノ、ジョッタを並べたもので、主力2人が最も慣れ親しんだポジション、役割と言えるだろう。同メディアは、右ウイングを期待のゴードンに入れ替えるパターンも挙げている。

2つ目は、「ミナミノを輝かせる」(同メディア)フォーメーションということで、彼を左ウイングとし、CFにジョッタ、右にオクスレイド=チェンバレンで、フィルミーノを1列下げた位置に置くという布陣。うまく機能すれば、南野とフィルミーノが好連係を見せ、ジョッタが自慢の得点力を発揮できるはずで(オリギが回復すれば、1トップの形がより効果的になるかもしれない)、非常に興味深く、一度は見てみたいものだ。
最後は4-4-4にフォーメーションを変更し、フィルミーノを中盤ダイヤモンドの頂点に置き、2トップをオリギ、ジョッタが担うというパターン。また、中盤コンバートの待望論も上がっているというDFトレント・アレクサンダー=アーノルドを右MFに置き、空いた右SBにネコ・ウィリアムズを置くという布陣も提言されている。

南野については、シュルーズベリー戦の後にクロップ監督が「タキは本当に調子が良い。彼が戻ってきたのは良いことであり、我々に必要な存在だ」と語って、その復帰を大歓迎したが、カラバオ杯ではここまで全試合で結果を残している26歳の日本人をファーストチョイスとして捉えているのか、あるいはシュルーズベリー戦のような起用法が続くのか。ここでの起用の程度は、彼のマージーサイドでの今後のキャリアにも影響を与えかねないだけに、注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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