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「全くダメだと主張もできる」CLポルト戦でフル出場の南野拓実に英メディアは賛否両論!「このクラブでプレーするには十分ではない」

今季CL初スタメンを飾った南野。CFとして、チャンスメイク、フィニッシュに絡もうと努めたが、アピールしきれなかった。(C)Getty Images
現地時間11月24日、チャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第5節が行なわれ、リバプールはポルトを2-0で撃破。グループBで全勝をキープした。

すでに首位での決勝トーナメント進出を決めている「レッズ」が三つ巴の熾烈な2位争いを展開中のポルトを本拠地アンフィールドに迎えた一戦は、勝点が必要なアウェーチームが序盤から積極的な姿勢を見せ、攻撃力に秀でたホームチームと真っ向勝負を展開した。

一進一退の攻防が繰り広げられたなかで、地力に勝るリバプールは52分にチアゴ・アルカンタラがクリアボールを強烈に叩いて先制。70分にはモハメド・サラーが巧みなドリブルとシュートで加点し、守備では2戦連続でのクリーンシートを達成した。

この試合、先発で抜擢されたリバプールの南野拓実は、ついていなかった。62分にサディオ・マネが放ったシュートが相手選手に当たって軌道が変わったところをダイレクトボレーで枠内に叩き込んだが、オフサイドポジションにいたとして得点が認められることはなかった。

今季CL初スタメンを飾った日本代表FWは、両翼にサラー、マネを置いてのCFとして、チャンスメイク、フィニッシュに絡もうと前後左右に幅広く動きながら90分を過ごした。これまで、プレミアリーグで1ゴール、カラバオ・カップで3ゴールと、全プレー時間248分の中では高い得点率を記録してきた彼には、この試合でも目に見える結果が求められていたが、残念ながらその機会は訪れなかった格好だ。

現地メディアは、この26歳に対して様々な評価を下しており、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点で及第点の「6」で、「ミナミノの努力による新たなゴールは、オフサイドのフラッグによって除外された」と記述。また、英国公共放送『BBC』では視聴者投票による採点で「7.46」が与えられたが、これはチームでは11番目の評価だった。

さらに日刊紙『INDEPENDENT』は「7」と高かったものの、寸評では「ランニングで忙しい夜となったが、攻撃の組み立てに深く絡むことは少なかった。ゴールネットを揺らしたものの、オフサイドポジションからだった」とネガティブな内容を記した。

一方、リバプールの地元紙『Liverpool Echo』は「前半は一度良い走りで相手を追い込んだが、他のチームメイト同様、完全ではなかった。しかし、後半は良くなり、90分間プレーすることでチームに恩恵をもたらした」と好意的に評して、採点は「6」としている。

サッカー専門メディア『90min』の採点は攻撃陣で最低の「4」で、寸評では「明らかに、このクラブでプレーするには十分なものではなかった」と酷評。リバプールの専門メディアでは、『THIS IS ANFIELD』が「2人のレギュラー選手に挟まれてナンバー9を担うという大きなチャンスを得たが、やはり慣れるのに時間がかかった。一度機能してからは影響力を増し、その動きは特に印象的だったが、ユルゲン・クロップ監督はこの26歳に、もっと自分を前面に出してほしいと願っていることだろう」とまとめ、「6」の及第点を与えた。

また、『Fan Nation』は「6.5」を与えたが、これでもチーム最低であり、「オフサイドで得点を取り消された2人目の選手となったが、非常に良いゴールだった」とボレー弾を褒めるも、プレー全体については「彼はこの夜、平均以下のレベルであり、ポルトの選手に対してもフィジカル面でついていくことができなかった」と厳しい評価。最後に『TAW』は「彼は非常に素晴らしかったが、一方で全くダメだと主張することもできる」と正反対の評価を並べて、判断が難しいことを表現。それでも、採点は「7」とやや高めとなった。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】リバプールのチアゴがスーパーミドル弾!南野がフル出場したポルト戦のハイライト

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