
ワールドカップや日本代表の試合などで使われる「FIFA」が何を意味するものかご存知だろうか?意外と知らない「FIFA」のこと、さらに「FIFAランキング」について紹介しよう。
FIFAとは?
サッカーのワールドカップなどで耳にする「FIFA」とは、日本語で表現すると「国際サッカー連盟」のこと。スイス・チューリッヒに本部を置く団体であり、現在、210以上の競技連盟が加盟している、世界最大の連盟組織である。「FIFA」とは、フランス語表記の「Fédération Internationale de Football Association」の頭文字からきているのだ(ちなみに英語表記は「International Federation of Association Football」)。この団体の最大の任務は、FIFA W杯、FIFA女子W杯の主催であり、U-17やU-18などのアンダーカテゴリーのW杯や、ユースオリンピックなども主催している。
FIFAランキングとは?
FIFAランキングとは、FIFAが発表している、加盟国のA代表のランキングのこと。ナショナルチームは、同じ国籍の選手(日本なら日本人)で構成されているため、FIFAランキングとは一般的に、その国のサッカーの強さを示す指標とされている。ちなみに、正式名称は「FIFA/Coca-Cola World Ranking」と呼ばれ、FIFA公式スポンサーであり、その最上位カテゴリーのFIFAパートナーであるコカ・コーラが協賛している。なお、女子も、男子と同様に各国の女子のA代表チームによるFIFA女子ランキングがある。
FIFAランキングが上がるとどうなるの?
現在、FIFAの傘下には、アジアサッカー連盟(AFC)アフリカサッカー連盟(CAF)、欧州サッカー連盟(UEFA)、オセアニアサッカー連盟(OFC)、北中米カリブ海サッカー連盟(Concacaf)、南米サッカー連盟(CONMEBOL)の6つがあり、W杯の出場権を争う大陸予選ではFIFAランキングが活用されている。たとえば、現在各大陸で争われている2022年・カタール大会の予選のうち、アジア予選では、出場全46チームのうち、FIFAランキングでアジアの上位34チームは1次予選を免除された。
日本のランキングは?
日本のFIFAランキングは27位(2021年2月18日時点)で、アジアでは1位をキープしている。1998年3月に初めて9位を記録したが、数カ月で順位を落とし、それ以降は一ケタ順位をマークしたことはない。なお、日本女子代表は、W杯で初優勝した2011年12月に過去最高の3位をマーク。現在は10位につけている。
サッカーまとめ
関連ページ
・国際サッカー連盟公式サイト
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