
24日、10日間に渡って開催された陸上の世界選手権オレゴン大会が全日程を終えた。
日本勢は4個のメダルを獲得。うち競歩男子は20キロの山西利和(愛知製鋼)の金メダルを含む3つのメダルを獲得し、競歩大国日本を世界に知らしめた。
また女子ではやり投げで北口榛花(JAL)が女子のフィールド競技では史上初のメダルとなる銅メダルを獲得した。
世界陸上は2年に1回奇数年に行われていたが、東京五輪が2021年に延期となった影響で、1年延期となり今年に行われた。
次回は2023年にブダベスト(ハンガリー)、2025年は東京での開催が決まっている。日本での開催は18年ぶりとなる。
今大会の日本選手の全記録は以下の通り。メダル4、入賞5、新記録4という結果となった。
メダルは4。競歩の金銀銅と女子やり投げ北口の銅
男子20km競歩
金メダル 山西利和 1時間19分07秒
銀メダル 池田向希 1時間19分14秒
男子35km競歩
銀メダル 川野将虎 2時間23分15秒
※日本最高
※アジア新
女子やり投げ
銅メダル 北口榛花
予選/1位 64m32
決勝/3位 63m27
■入賞:サニブラウン含む5組
Photo:Christian Petersen/GettyImages
男子100m
7位入賞 サニブラウンアブデルハキーム
予選/7組1着 9秒98
準決勝/1組3着 10秒05
決勝/7着 10秒06
男子走高跳
8位入賞 真野友博
予選/6位 2m28
決勝/8位 2m27
男子4×400mリレー
4位入賞 佐藤風雅→川端魁人→ウォルシュジュリアン→中島佑気ジョセフ 2分59秒51
※日本新記録、アジア新
男子20km競歩
8位入賞 住所大翔 1時間20分39秒
女子20km競歩
6位入賞 藤井菜々子 1時間29分01秒
■新記録:男子400mリレーがアジア新、女子に3つの新記録
男子4×400mリレー(再掲)
4位入賞 佐藤風雅→川端魁人→ウォルシュジュリアン→中島佑気ジョセフ 2分59秒51
※日本新記録、アジア新
女子100mハードル
福部真子
予選/5組4着 12秒96
準決勝/1組8着 12秒82
※日本新記録
女子4×100mリレー
青木益未→君嶋愛梨沙→兒玉芽生→御家瀬緑
予選/1組7着 43秒33
※日本新記録
女子35km競歩
園田世玲奈 9位 2時間45分09
※日本最高記録
※マラソンや競歩など、「トラック競技ではない長距離種目」は、コースにより勾配などが異なるため、「新記録」ではなく「最高記録」という言い方をする。
その他の日本男子順位
100m
坂井隆一郎 準決勝6着
200m
上山紘輝 準決勝6着
飯塚翔太 準決勝7着
400m
佐藤風雅 準決勝5着
川端魁人 予選5着
ウォルシュジュリアン 準決勝6着
5000m
遠藤日向 予選13着
10000m
田澤廉 決勝20位
伊藤達彦 決勝22位
マラソン
星岳 決勝38位
西山雄介 決勝13位
3000m障害物
三浦龍司 予選5着
青木涼真 予選11着
山口浩勢 予選10着
110mハードル
泉谷駿介 準決勝5着
村竹ラシッド 予選6着
石川周平 準決勝8着
400mハードル
黒川和樹 準決勝6着
岸本鷹幸 予選6着
走高跳
赤松諒一 予選19位
棒高跳
山本聖途 予選15位
走幅跳
橋岡優輝 決勝10位
山川夏輝 予選21位
やり投
ディーン元気 決勝9位
小椋健司 予選19位
4×100mリレー
坂井隆一郎→鈴木涼太→上山紘輝→栁田大輝 予選失格
20km競歩
高橋英輝 決勝29位
住所大翔 決勝8位
35km競歩
松永大介 決勝26位
野田明宏 決勝9位
その他の日本女子、男女混合順位
800m
田中希実 予選7着
1500m
田中希実 準決勝6着
卜部蘭 予選14着
5000m
田中希実 決勝12位
廣中璃梨佳 予選7着
萩谷楓 予選14着
10000m
廣中璃梨佳 決勝12位
五島莉乃 決勝19位
マラソン
松田瑞生 決勝9位
3000m障害物
山中柚乃 予選14着
吉村玲美 予選14着
100mハードル
青木益未 準決勝6着
走幅跳
秦澄美鈴 予選20位
やり投
上田百寧 予選27位
武本紗栄 決勝11位
20km競歩
藤井菜々子 決勝6位
岡田久美子 決勝14位
男女混合4×400mリレー
中島佑気ジョセフ→松本奈菜子→岩崎立来→小林茉由
予選8着 3分17秒31
文:SmartSportsNews編集部
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